銅版印刷の魅力を絵本で学ぶ新著『デザインのアトリエ銅版印刷』が登場

銅版印刷の美しさを探る

2026年1月、グラフィック社から待望の新刊『デザインのアトリエ銅版印刷』が刊行されます。この本は、ギャビー・バザンによる「印刷の世界を案内する」シリーズの第三弾で、伝統的な銅版印刷の技法をテーマにしています。シリーズは親しみやすい絵本形式で、内容は手がけるプロセスを深く掘り下げていきます。

銅版印刷の奥深さ

銅版印刷は、その独特な技術と美しい仕上がりで、多くのアーティストに愛されています。しかし、そのプロセスには多くの知識と技術が必要で、初めて触れる人には敷居が高く感じられることも多いでしょう。本書では、そんな銅版印刷の魅力を緻密なイラストと共にわかりやすく解説。ページをめくるたびに、まるで実際の工房を訪れているような臨場感を味わえます。

絵本としての工夫

本書は、絵本というフォーマットを活かし、子どもから大人まで楽しめる内容となっています。難解に感じられる銅版印刷について、図やイラストを使いながら具体的なプロセスなどに触れることで、読者の知的好奇心を刺激します。また、本書の読後には、銅版印刷についての深い理解と、アートに対する興味が広がることでしょう。

著者の紹介

著者のギャビー・バザンは、1992年に南フランスで生まれ、パリの装飾美術学校でイラストレーションを学びました。印刷技術を深く理解するために、トリノやプラハでの経験を重ね、現在はパリ郊外のアトリエで様々な印刷技法に挑戦しています。また、子どもたちに伝統的な印刷の魅力を伝えるワークショップも積極的に開催しています。たっぷりの知識と情熱を持つ彼女が手がける本書に期待が高まります。