再生エネルギー企業が手掛ける新ファブリックブランド「deconFAB」
太陽光発電などの再生可能エネルギー事業を展開する協和ホールディングス株式会社が、ファブリックブランド「deconFAB」を2024年3月15日にローンチしました。
このブランドは、「Meaningful over Useful(役に立つことよりも、意味のあることを)」というコンセプトを掲げ、繊維事業部マネージャー須藤真司氏の「日本の繊維産業を未来あるものにしたい」という強い思いから誕生しました。
単なる生地の製造販売にとどまらず、社会・環境問題への意識を高める活動も展開する、プロジェクト型のブランドとして注目されています。
ファッションとの融合:mister it.とのコラボレーション
「deconFAB」は、TOKYO FASHION AWARD 2024を受賞し、国内外で注目を集めるファッションブランド「mister it.」と協業。オリジナル生地を開発し、2024年秋冬コレクションのファッションショーを全面的にスポンサードしました。
このコラボレーションは、フランスのメゾン マルジェラで経験を積んだデザイナー砂川卓也氏と須藤氏の出会いをきっかけに実現しました。パリでの出会いを経て、帰国後、ブランドを立ち上げた砂川氏との連携により、国内工場やテキスタイルクリエイターとのネットワーク構築が進み、ファッション分野との連携強化を図っています。
未来志向の生地づくり:創造性と社会貢献の融合
「deconFAB」は、協和ホールディングスのこれまでの経験を活かし、創造性やクリエイターとの交流、社会・環境問題への取り組みを重視。実用性や技術力だけでなく、叙情性やアート性を追求することで、業界の垣根を超えた未来的な循環を目指しています。
日本の伝統技術の継承と、世界への発信を両立させ、BtoBでのオリジナル生地の製作・販売に加え、ファブリックを使った他社製品のプロデュースも行うなど、多角的な展開を予定しています。
ブランドの展望:持続可能な繊維産業への貢献
「deconFAB」は、繊維業界の旧来の体制を見直し、日本のものづくりの伝統と技術を次世代に継承していくことを使命としています。
同時に、日本の繊維業界の真価を世界に発信することで、業界全体の活性化に貢献することを目指しています。
「deconFAB」の取り組みは、再生可能エネルギーという枠を超え、日本の伝統産業である繊維産業の未来を担う存在として、大きな期待を集めています。
deconFAB 公式サイト
deconFAB Instagram
deconFAB 公式プレスリリース
協和ホールディングス公式サイト