Ristチーム、Kaggleコンペティションで準優勝を達成
株式会社Ristが、世界最大のデータ分析プラットフォームKaggleで開催されたコンペティションにおいて、Rist Kaggle Teamが準優勝を果たしました。この成果により、同チームに所属するKaggle Grandmasterが9名となり、その実力が証明されました。
コンペティションの概要
このコンペティションは、2024年5月3日から8月13日まで実施され、LMSYS ORGが主催しました。コンペのテーマは「Chatbot Arena Human Preference Predictions」であり、与えられたプロンプトに対する二つのチャットボットの応答のどちらが人間に好まれるかを予測するものでした。データ分析のスキルが求められ、参加者2210名の中で1849チームが競い合いました。
Rist Kaggle Teamの取り組み
Rist Kaggle TeamのメンバーであるKaggle GrandmasterのChen、劉、竹ノ内の3名が中心となり、準優勝を達成しました。コンペに参加するにあたり、竹ノ内氏は「数十億パラメータのLLMを扱うため、実験には多大な時間と計算資源が必要で、チーム全体で協力して効率化の工夫を行った」と振り返っています。
劉氏も「チームのシナジーを発揮でき、異なる視点からの探索が効率的なソリューションにつながった」とコメントしています。また、Chen氏は「このコンペは単なるタスクではなく、LLMトレーニングの実践の場でもあり、計画通りに進められた」と述べています。
Kaggle Grandmasterへの昇格
この結果を受けて、劉氏と竹ノ内氏はKaggle Grandmasterに昇格し、Rist Kaggle TeamはKaggle Grandmaster9名、Kaggle Master3名という層を形成しました。これにより、RistはAI技術やデータ分析の分野での競争力を一層強めていく方針です。
竹ノ内氏は「これまでの経験を活かしながら、今後は新しい手法にも積極的に挑戦したい」と意欲を見せています。劉氏も、先輩方から学んだことを生かし、さらなる技術向上に努める意向を示しました。
Kaggleの存在意義
Kaggleは、世界1900万人以上の登録者を誇るデータ分析プラットフォームです。企業や団体が出題する問題に対し、ユーザーが競い合う形式で、成績に応じてランクが設定されます。最上位のKaggle Grandmasterは、技術力の高さを示す称号として世界的に認知されています。
Ristの今後
Ristは、「画像AI事業」「データ分析事業」を主体とし、AI技術を駆使して様々な課題解決に取り組んでいます。今回のコンペティションで得た知見を活かし、顧客への技術提供を一層充実させることを目指しています。今後も更なる成長と挑戦が期待されるRistでは、技術研鑽のための環境整備を進めていくとのことです。これにより、社内の技術力が向上し、クライアントにとっても価値のあるサポートを提供することができるでしょう。
会社概要
- - 会社名: 株式会社Rist
- - 所在地: 京都府京都市下京区五条通河原町西入本覚寺前町830 京都エクセルヒューマンビル 7階
- - 設立日: 2016年8月1日
- - 代表取締役社長: 長野慶
- - 公式サイト: Rist公式サイト
今後もRistの動向から目が離せません。