新たな前立腺がんリスク予測が「フォーネスビジュアス」に追加されました
フォーネスライフとNECソリューションイノベータは、疾病リスク予測検査「フォーネスビジュアス」において、5年以内の前立腺がん発症リスクを含む新たな項目を加えました。このサービスは、45歳以上の男性を対象に医療機関で受診可能です。
「フォーネスビジュアス」は、血液から約7,000種類の血中タンパク質を一度に解析する最新技術を利用しています。これにより、未来の病気リスクや現在の身体の状態を分かりやすく示すことができるのです。新たに前立腺がんに関連する13種類のタンパク質が特定され、リスク予測項目に追加されました。
背景
日本人男性の中で、前立腺がんは最も多いがんとされており、約9人に1人が生涯のうちにこの病気にかかると推定されています。このため、早期発見や予防が非常に重要です。日本人向けの研究によれば、がんの予防には禁煙や飲酒の制限、バランスの良い食事、適度な運動が効果的とされています。
そこで、フォーネスライフとNECソリューションイノベータは、より多くの人々の健康をサポートするために、5年以内の前立腺がん発症リスクを追加しました。このリスクは、特定の集団での長期間にわたる追跡研究を基にし、血液中のタンパク質データを解析することで算出されています。千葉県がんセンターとの共同研究を通じて、日本人への適応も確認されています。
リスク予測の内容
新たに追加された前立腺がんリスク予測は、4段階で示され、発症リスク (%) とリスク倍率が提供されます。具体的には、フォーネスビジュアスによって可視化される疾病発症リスクは以下の通りです。
- - 認知症
- - 心筋梗塞/脳卒中
- - 慢性腎不全
- - 肺がん
- - 前立腺がん
現在の体の状態も6項目で評価されます。
- - 耐糖能
- - 肝臓脂肪
- - アルコールの影響
- - 心肺持久力
- - 内臓脂肪
- - 安静時代謝量
フォーネスビジュアスの検査について
この検査は医療機関の医師を通じて提供され、健康保険には含まれず自由診療となります。フォーネスビジュアスの詳細は、公式ウェブサイトで確認できます。フォーネスライフは幅広い企業との連携を通じて得られたビッグデータを活用し、今後さらにがんや他の疾患に対するリスク予測機能を拡充していく方針です。
最後に
健康寿命の延伸を目指すフォーネスライフとNECソリューションイノベータ。この新たな取り組みが、多くの人々の健康管理に役立つことを期待しています。