中小企業のデジタルトランスフォーメーションに向けて
一般社団法人ファクトリーサイエンティスト協会は、7月2日(木)に設立を記念したオンラインセミナーを開催します。このセミナーは、現在の日本における中小企業の現状を踏まえ、中小企業が抱える課題に対する解決策を模索する場となります。
中小企業の現状
日本の事業者はおよそ420万社あり、そのうち約99.7パーセントが中小企業です。中小企業は、全国の雇用の約70%を担い、経済の根幹をなしています。しかし、製造業における付加価値額は108兆円に達する中、小企業の寄与は53%にとどまるのが現実です。特に、雇用する従業員一人あたりの付加価値額は、大企業の半分以下となっています。
このため、従来から中小企業はIT投資が難しいとされてきましたが、最近のテクノロジーの進展により、彼らも手軽にデジタル化を進めることが可能になっています。少額の投資から始められ、生産性を高められる時代に突入したのです。
デジタル化の必要性
中小企業が競争力をつけるには、デジタル化を通じて業務の効率を上げることが必須です。さらに、デジタル化によって捻出した時間を新たな付加価値を創出する取り組みに充てることが求められます。これにより、工程の改善だけでなく、顧客の開拓や新たな製品・サービスの開発にも力を注ぐことが可能になります。
中小企業がそれぞれ独自の「武器」を携え、競争の場に立ち向かう姿が期待されているのです。
セミナーの詳細
- - 日時:2020年7月2日(木)18:00~19:30
- - 会場:オンライン(Zoom)
- - 参加費:無料
- - 主催:一般社団法人ファクトリーサイエンティスト協会
- - 協力:経済産業省、中小企業庁、HRテクノロジーコンソーシアム
プログラム内容
1.
基調講演:「ものづくり企業のDX」
- 講師:慶應大学環境情報学部教授 田中浩也氏
- 田中教授の経団連における講演録
- URL:
経団連講演録
2.
ファクトリーサイエンティスト協会の活動概要と目指すビジョン
- 講師:代表理事 大坪正人氏(由紀ホールディングス代表取締役)
3.
パネル討議セッション:「創造生産性」とものづくりDXの未来
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司会:島聡氏(株式会社ローランドベルガー シニアパートナー兼FSA理事長)
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登壇者:田中慶應大教授、大坪FSA代表理事、竹村FSA理事
お申込みについて
セミナー参加希望の方は、以下のリンクからお申込みください。
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一般社団法人ファクトリーサイエンティスト協会について
- - 所在地:東京都中央区京橋2-6-14 日立第六ビル6F
- - 代表者:大坪正人
- - 活動内容:中小企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する人材育成やセミナーの開催等を行っています。