RIKAI Academyの誕生とその背景
2021年6月、ベトナムのダナンに新しいITエリート育成機関、RIKAI Academyが設立されました。このアカデミーの設立には、日本国内で迫るIT技術者の不足という背景があります。経済産業省の調査によれば、日本は2030年までに最大で79万人のIT技術者が不足すると予測されています。コロナ禍によりデジタル環境の整備が進み、IT人材の確保と育成が急務となっている現状を受け、RIKAI Academyはそのニーズに応えるために設立されました。
ベトナムのIT人材状況
RIKAI Academyが位置するベトナムは、地理的にも日本から近く、学生の育成においても恵まれた環境です。教育・訓練省によると、国内に235校ある大学のうち153校がITエンジニア育成課程を設けており、年間約5万人が卒業しています。近年、ベトナムはヨーロッパ諸国のアウトソーシング開発拠点として注目されており、高収入が期待されるため、多くの若者がITエンジニアを志望しています。
しかし、新卒の段階では職務経験が不足していることが多く、約70%は追加の研修が必要とされています。RIKAI Academyはこうした課題を解決するために、理論だけでなく実践的なスキルの習得を重視したプログラムを提供します。
RIKAI Academyの特色
RIKAI Academyでは、次のような取り組みを通して即戦力となる人材を育成します。
自主性を引き出す新しい授業方法や教材を取り入れ、学生の学びを促進します。
経験豊富なプロフェッショナルが指導し、実践的な知識と経験を共有。失敗から学ぶことも重視します。
コース修了後、成績に応じてRIKAI社または提携企業に雇用されるチャンスも設けています。
RIKAIの全体像
RIKAIは、日本とベトナムの架け橋となり、優れたIT技術者の育成とサービスの質の向上を目指しています。
ベトナムトップ大学の優秀な人材を採用し、彼らの才能を開花させる社風を作ることを目指しています。
幅広い業務アプリケーションやAI、VR研究などのシステム開発を手がけ、常に厳格な基準を遵守しています。
お客様に対して常に正直であり、迅速かつ確実に問題を解決することを第一に考えています。
RIKAI Academyは、変化するIT業界の中で、次世代の技術者を育成し、日本とベトナムの未来を紡ぐ重要な役割を果たすと期待されています。今後の展開に目が離せません。