FunNowの日本進出
2019-09-18 11:40:40
FunNowが日本市場への進出を加速、Series A+資金調達を実施
FunNowの新たなステップ
台湾に本拠を持つFunNow Ltd.が、Series A+として日本の投資家から初めて資金調達を実施しました。この資金調達によって、バリュエーションは約27億円に達し、今後東京と沖縄を中心に宿泊施設やレストラン、レジャーアクティビティの提携店舗を拡大する計画が注目されています。
資金調達の意義
本資金調達の背景には、2019年7月に三普旅行社との提携事業があり、これを起点に日本国内での店舗開発を強化し、新たな価値創造を目指す意図があります。FunNowは、レジャーアクティビティの即時予約サービスを提供しており、消費者にとって利用しやすい環境を整えることが急務です。
投資家について
今回の資金を提供したのは、価値共創ベンチャーファンドです。2016年に設立された同ファンドは、社会課題の解決を目指すベンチャー企業に対し投資を行っており、FunNowとの協業を通じてさらに社会イノベーションを推進する方針です。
其他の主要投資者
FunNowの主要投資者には、Alibaba Taiwan Entrepreneurs Fund、CDIB Capital Innovation Accelerator、CDIB Venture Capitalなどが含まれます。これらの支援を受け、FunNowは海外展開をさらに加速させるために、Series Bラウンドでの資金調達も計画しています。
FunNowのサービスとは
FunNowのサービスは、2016年に台北でスタートしました。ユーザーは煩わしい店舗検索や電話予約をすることなく、アプリを通じて好みに応じたスポットを簡単に検索し、即時に予約と決済ができる利便性が魅力です。このシステムによって、顧客体験が向上し、利用者からの高い評価を得ています。
最近では、ミシュランガイド台北とのコラボやファッションメディアGQ台湾との共同プロジェクトなど、オフラインでのイベントも積極的に展開しています。これにより、ユーザー満足度をさらに高め、ブランドの認知度向上を狙っています。
人材の募集
FunNowは設立以来、会社規模を拡大しており、社員数が2018年の25名から約70名に増加しました。今後も海外展開を見据え、事業開発担当やソフトウェアエンジニアなど、優秀な人材を積極的に採用し、さらなる成長を目指します。
今後の展開
FunNowは、台北を中心に台中、高雄、台南、香港、沖縄、クアラルンプール、東京などへと展開を広げています。現在、3,000以上の提携店舗と約100万人の登録ユーザーを擁し、2019年の売上は前年比3倍に達する見込みです。
特に、クアラルンプールでは、当地のデジタル化政策に従い、200店舗以上のスパやマッサージ店のオンライン化を手掛けています。また、東京では、飲食、文化体験、ナイトライフの3つの利用シーンを想定しており、今後新たに約300の提携店舗を開発予定です。
まとめ
FunNowは今後も、ユーザーの利便性を追求しながら、国内外での事業拡大を進めていくことでしょう。特に、日本市場での店舗ネットワークの拡充が期待されており、今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社ファン・ナウ・ジャパン
- 住所
- 東京都中央区銀座6丁目10−1 GINZASIX 13F
- 電話番号
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03-6822-3108