沖縄名護エリアにおける新交通サービス『mobi』の開始
沖縄県名護市に、AI技術を活用した新しい交通手段『mobi』(モビ)が導入されることが明らかになりました。この新サービスは、2025年7月10日から提供される予定です。
1. AIオンデマンド交通サービス『mobi』とは?
『mobi』は、定額の乗り合い交通サービスであり、徒歩や自転車、マイカーの代替手段として利用できるのが特徴です。特に、通勤や通学、お子様の送迎、買い物、家族のお出かけといった、日常的な移動シーンでの利便性が期待されています。
2. 地域の需給に応える新しい形
名護市内で実施された市民アンケートによると、既存の公共交通機関の利用率は極めて低く、多くの人々が不便さを感じていました。その理由として「目的地まで直通のバスがない」「運行本数が少ない」「バス停までのアクセスが悪い」といった意見が挙がっています。これに対し、『mobi』は柔軟な移動手段を提供し、地域交通の課題を解決する役割を担います。
3. 観光と地域活性化の連携
さらに、2023年7月に新たに開業予定のテーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」のオープンが控えており、観光客の流入が見込まれています。このような状況下において、地域住民と観光客双方の交通利便性を高めることが急務となっています。そこで、この交通サービスの導入は、観光振興にも寄与すると考えられています。
4. 提供されるサービス内容
サービス概要
- - サービス提供エリア: 名護市内の一部エリア
- - 提供期間: 2025年7月10日から2026年2月28日まで
- - 運行時間: 午前7時から午後10時まで
- - 車両タイプ: 最大8名乗車可能
- - 料金: 大人は500円、子供は250円。未就学児は同伴者1名につき2名まで無料。
利用方法: アプリまたは電話での予約が可能。
- - 決済方法: クレジットカードおよび現金
- - 乗降場所: 観光施設、公共施設、商業施設、病院など247箇所予定
詳細な情報は、公式アプリやカスタマーサポートを通じて確認できます。
乗降場所については、利用状況を考慮して適宜変更が行われる可能性があります。
5. まとめ
『mobi』の導入により、包括的な交通網の形成と住民の移動の選択肢が増えることが見込まれています。さらに、観光客にとっても魅力的な移動手段となるでしょう。沖縄県北部のさらなる発展に向け、今後もコミュニティのニーズに寄り添ったサービスを展開することが期待されます。
この新サービスは、株式会社丸金交通が運行し、Community Mobilityがアプリを提供します。