Luupと神戸市、災害時における連携協定を締結し移動手段を強化

Luupと神戸市、災害時の連携協定を締結

株式会社Luup（東京都品川区）と神戸市（市長：久元喜造）は、災害時における電動マイクロモビリティの連携協定を結びました。この協定により、災害発生時にはLuupが提供する電動キックボードや電動アシスト自転車を神戸市職員の移動手段として利用できるようになります。

この連携協定が成立した背景には、Luupのミッションがあり、「街じゅうを駅前化するインフラを構築する」と謳っています。Luupは、すでに電動キックボードや電動アシスト自転車を提供し、今後は座席やカゴ付きの特定小型原動機付自転車「電動シートボード」や、三輪・小型のユニバーサルカー「Unimo」の展開も計画しています。これらの取り組みを通じて、地域交通の課題に向き合い、特に運転手不足の解決を目指しています。

神戸市は、山手エリアの坂道や広大な湾岸エリアなど、特有の交通課題を抱えており、Luupのサービスはこれらの解決に役立つと考えられています。2023年3月29日からは神戸市でのサービスを開始し、市内には約230箇所のポートを設置。多くの市民がこの新しい交通インフラを利用し、便利な短距離移動を楽しんでいます。

新たな協定においては、パートナーシップをさらに深め、災害時の迅速な対応と市民の安全確保に寄与することが目的です。Luupが保有するモビリティは、市職員にとって有効な移動手段として有用であり、災害対応へのスムーズな移行が期待されます。

また、協定には、（1）市職員への電動マイクロモビリティの移動手段提供、（2）電動マイクロモビリティのバッテリーおよびケーブルの提供、（3）その他の必要な項目についての協議が含まれています。このように、新たな取り組みを増やすことで、Luupはより安全で効率的な移動インフラを確立していく計画です。

Luupサービスの特徴

- 内容: マイクロモビリティシェア
- 利用方法: スマートフォンアプリ「LUUP」を使用し、ポート間の移動が可能
- 料金: 基本料金50円（税込）＋1分あたり15円（税込）。一部地域では異なる料金が設定されています。
- 利用条件: 電動キックボードを利用するには、年齢確認書類の登録と交通ルールテストを通過することが必要です。
- 保険: 電動キックボードや電動アシスト自転車の利用中に発生した事故に対して、対物賠償、対人賠償、および利用者自身の怪我が補償されます。

会社情報

株式会社Luupは2018年に設立され、現在、東京都品川区に本社を構えています。この企業は、誰もが移動を楽しめる環境を整えるために様々なサービスを提供し、地域交通の活性化を目指しています。今後も神戸市との連携を強化し、さらなるサービスの拡充を図っていくことで、市民の安全で快適な暮らしに貢献していきます。