ナルックス株式会社、次世代赤外線光学技術を発表
大阪に本社を構えるナルックス株式会社は、2026年7月に行われる「赤外線アレイセンサフォーラム」で新しい光学技術を発表します。この技術には、樹脂レンズ、ミラー光学系、そしてメタレンズが含まれ、赤外線領域における多様な応用を目指しています。
背景:赤外線センシングの進化
近年、赤外線技術の需要は急速に増加しています。環境測定から医療、セキュリティまで使われるこれらの技術は、さらなる性能向上が求められています。しかし、従来の光学機器は以下の課題を抱えています。
- - 大型化と重量増加
- - 高コスト(レアメタルの依存)
- - 色収差や特性変動
- - 個別設計による開発の負担
このような背景から、ナルックスは小型かつ高性能で量産可能な光学技術を開発することに成功しました。
展示内容:革新的な赤外線光学技術
1. 樹脂製ミラー光学系
ナルックスは、金属コーティングを施した自由曲面ミラーを用いた反射型光学系を開発しました。このシステムは、可視光から遠赤外線、テラヘルツまで幅広く対応し、高い反射率を実現しています。これにより、色収差が無く、機能性が向上しました。さらに、射出成形による大量生産も可能で、高い量産性を誇ります。
2. 樹脂製遠赤外線撮像レンズ(HDPEレンズ)
伝統的な赤外線レンズは高価な材料を使用していましたが、ナルックスは高密度ポリエチレン(HDPE)を用いた光学素子を開発。これにより、低コストでありながら優れた透過率を実現しました。HDPEレンズは、軽量性や化学的安定性も備え、様々な用途に適しています。
3. メタレンズ
メタレンズは、光学素子の表面に微細構造を形成することで光を制御します。このアプローチにより、従来の光学系では実現できなかった多機能化が可能です。ナルックスは独自の設計技術を用い、これまでの光学特性を確保した上での開発を進めています。
応用可能性の広がり
これらの新技術は、広範にわたる分野への応用が期待されています。具体的には、赤外線センサー、環境・ガス分析機器、医療機器、インフラの監視システムなどでの活用が見込まれており、光学技術との融合によってさらなる進化を遂げることでしょう。
展示会情報
日時:2026年4月22日(水)~24日(金) 10:00-17:00
場所:パシフィコ横浜展示ホールN-45
日時:2026年7月3日(金) 10:20-19:00
場所:立命館大学大阪いばらきキャンパス内
詳細はナルックス公式サイトをご覧ください。
ナルックス株式会社について
ナルックスは、「光と極限の技術を通じて明るい未来を創造する」という理念のもと、様々な領域への挑戦を続けています。医療、研究、社会インフラなど、多岐にわたる分野で新しい価値の創出を目指し、今後も技術の可能性を探求し続けます。