株式会社モリサワが新たに提供するフォント検索機能
日本を代表するフォントメーカー、株式会社モリサワは、自社のフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」に新機能を追加しました。それは、AIを活用した「画像でフォント検索」と「Morisawa Fonts コンシェルジュ」です。これらの機能は、2025年1月14日にβ版として提供が開始され、ユーザーの皆様に更なる利便性をもたらすことになります。
画像でフォント検索
新機能の一つ、「画像でフォント検索」は、ユーザーが画像をアップロードすることで、その画像に使われているフォントを瞬時に検索することができる機能です。従来のフォント検索では、フォント名を知っている必要がありましたが、この機能により、ユーザーはフォント名を知らなくても画像から直接、探したいフォントに辿り着くことができます。
利用方法
1.
画像のアップロード: ユーザーはフォントを認識させたい画像をアップロードします。
2.
トリミング: 検索したい部分をトリミングし、明確にフォーカスを当てます。
3.
判定結果表示: アップロードされた画像に基づいて、フォントの判定結果が表示されます。左側ほどマッチング精度が高い表示となります。
この機能は、特にデザイン業界に携わる方々にとって効率的なツールになることでしょう。従来のようにフォントを一つ一つ探す手間が省け、作業効率が大幅に向上します。
Morisawa Fonts コンシェルジュ
もう一つの新機能、「Morisawa Fonts コンシェルジュ」は、Morisawa Fontsに関するさまざまな疑問に答えてくれるAI機能です。この機能を通じて、ライセンス情報や組版の知識、各書体の具体的な活用方法などが分かりやすく解説されます。
質問の流れ
- - ユーザーがサービスの特徴について質問すると、AIが瞬時にその内容を端的に解説します。
- - 特定書体の活用ポイントや組版に関する注意事項についても正確にアドバイスが受けられるため、ユーザーの迷いや疑問を解消する手助けができます。
これにより、Morisawa Fontsの利用を考えているお客様は、購入前の疑問を速やかに解消し、スムーズにサービスを選択できるようになります。
Morisawa Fontsの魅力
Morisawa Fontsは、クラウド型のフォントサブスクリプションサービスとして、多様なクリエイティブスタイルに対応しています。グラフィックデザインやウェブサイト、プロダクトのUI/UX、映像など様々な用途に合わせてフォント環境を柔軟に提供します。また、エンタープライズ企業向けの機能も充実しており、効率的なワークフローを実現します。
さらに、2024年にはシンガポールでの販売を予定するなど、国境を越えたグローバルなクリエイティブワークにも対応する姿勢を見せています。
今回の新機能追加は、Morisawa Fontsのユーザーにとって非常に魅力的なアップデートとなりそうです。フォント探しがもっと簡単に、そしてスピーディーになるこのシステムを、ぜひご活用ください。