鹿島アントラーズと移動環境のサステナビリティ
鹿島アントラーズは、サステナビリティに関する方針の一環として、ファンとサポーターの移動が環境に与える負担を可視化した「ホームゲーム来場者移動レポート」を発表しました。このレポートは、2026年2月から5月に開催された明治安田J1百年構想リーグの全9試合を対象にしています。データはプライバシーに配慮し、匿名化された形式で集められました。
移動の実態と環境負荷
調査の結果、来場者の半数以上が県外からの訪問者であることがわかりました。平均的な移動距離は123.8kmで、往路の所要時間は約4時間。特に、自動車利用が81.3%を占めており、これに伴うCO2排出量は5,182.8トンに達し、これは52万本の木が吸収するCO2量に匹敵します。この現状を受け止め、アントラーズは今後の具体的な目標設定を通じて、持続可能な観戦スタイルの構築を目指すとしています。
レポート策定の背景
メルカリスタジアムは公共交通機関の選択肢が少なく、サポーターの多くが自動車に頼らざるを得ない状況です。このレポートは、そうした現実に向き合い、どのようにスタジアムへの来場をサステナブルにできるかを考えるためのものです。長期的には、100年先もカシマの地で応援できる未来を築くことを目指しています。
交通手段の利用状況
来場者の大半は自動車を利用していますが、茨城県外からのアクセスでは15%が公共交通機関を利用しており、特に東京方面からの高速バスの使用が増加しています。また、試合開始3時間前には約40%の観客がすでにスタジアムに到着しているため、観戦前からの滞在を楽しむ傾向が見られます。
環境負荷の軽減への取り組み
アントラーズは、「環境負荷低減」と「快適なアクセス」の両立を目指して、さまざまな施策を講じています。例えば、神栖駅を利用したパーク&ライド特別列車の運行により、サポーターの交通手段の選択肢を増やし、773.3kgのCO2排出削減を達成しました。また、スタジアム直通バスの利用促進により、1,594.0kgのCO2排出削減にも成功しています。
次世代に向けた目標
アントラーズは、2026/27シーズンに向けてさらに環境負荷低減施策を強化し、鉄道やバスの活用を推進します。フットボールの楽しみを未来の世代にも引き継げるよう、サポーターには観戦スタイルの見直しをお願いしています。
- - お近くからの来場者には、天候の良い日は自転車や徒歩、またはバスの利用を推奨。
- - 車での来場者には、相乗りの促進を呼びかけています。
- - 公共交通機関が利用できる方には、スタジアム直通バスや鉄道の利用をお願いしています。
全てのサポーターが一歩を踏み出すことが、アントラーズの未来とともに美しい環境を守る力になります。「ずっと同じ夢を見続けるために」、皆様のご理解と協力をよろしくお願いいたします。