FC今治高校 × 三菱電機 「未来の理系人財」育成プロジェクト
2025年12月22日から23日にかけて、FC今治高校と三菱電機のコラボレーションによる特別なイベントが実施される。この取り組みは、将来理系進学を希望するFC今治高校の2年生を対象に、最先端技術の実地体験を提供することを目的としている。若い世代に対する理系人材育成が急務となっている現在、こうした教育的プロジェクトが注目されている。
イベントの概要
この二日間のイベントは、神奈川県鎌倉市で開催され、12月22日には「情報技術総合研究所(東部研究所)」や「鎌倉製作所」を訪問します。参加する生徒たちは、宇宙事業やファクトリーオートメーションの最新現場を見学し、実際の技術に触れることでその魅力を体感することができる。また、特別なワークショップに参加し、月面環境を想定した通信遅延を体験することも含まれている。
具体的なスケジュール
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09:30 - 11:00: 冒頭説明、ショールーム視察
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11:00 - 12:00: 遅延環境での図形伝達ゲームを通じたワークショップ
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13:00 - 14:10: メッセージ伝達ゲームに挑戦
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15:00 - 16:30: 鎌倉製作所の衛星製造工場見学
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16:30 - 17:00: 質疑応答
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10:00 - 11:00: 東日本FAソリューションセンターの見学
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11:00 - 12:00: 事業概要説明とクロージング
本取材の見どころ
このイベントの魅力は、参加する生徒たちが実地で学ぶ機会を豊富に持てる点にある。特に以下のポイントが注目だ。
1.
「月と地球の距離」を体感するワークショップ
このワークショップでは、月と地球間の通信遅延を再現し、実際の通信課題をゲームを通じて体感します。生徒たちが自らのアイデアを活かす場にすることで、コミュニケーションスキルを鍛えることが期待される。
2.
貴重な衛星製造現場の見学
鎌倉製作所で実際の衛星製造工場や試験設備を見られる貴重なチャンス。高校生たちが現場でのスケール感や技術に触れることで、理系分野の実際のイメージを持つことができる。
3.
スポーツと製造業のコラボレーション
FC今治と三菱電機の異なる分野間での連携は、新たな視点での人材育成を実現。地域活性化に寄与できる可能性に注目が集まっている。
FC今治高校 里山校について
FC今治高校 里山校は、愛媛県今治市に位置する私立高校で、次世代へと命をつなぐ人づくりを目指している。ユニークなカリキュラムにより、生徒は自らの興味に基づき、主体的に学びと探求を深めることが求められます。社会や地域とのつながりを重視し、実践的な学びへと結びつく教育を実施しています。
定期テストに頼らず、生徒の成長や学びの深さを評価する姿勢も強調されており、この環境で育った生徒たちが、未来の理系分野でのリーダーシップを発揮することが期待されています。