一元管理を実現する医療関係者の新サービス「medパス」とは
医療業界に新たな風を吹き込む共通IDサービス「medパス」が、2016年10月3日に正式にリリースされました。このサービスは、医師や医療関係者が複数の医療サイトに簡単にアクセスできるようにするための画期的なシステムです。これにより、認証のプロセスがスムーズになり、医療関係者が必要な情報に一元的にアクセスできる環境が整備されました。
「medパス」とは?
「medパス」は、医療関係者の認証を行うことで、製薬企業や医療機器メーカーなどが運営する様々な医療サイトに、1つのアカウントでログインできる仕組みを提供します。現在、約12万人の医師がこのサービスを利用可能であり、煩雑なログイン手続きを経ずに、関連するサイトへアクセスできることが大きな魅力です。
幅広い対応と利便性
「medパス」は、最新の認証技術であるOpenID Connect方式にも対応しています。この技術は、高度なセキュリティを実現しつつ、ユーザー体験の向上にも寄与しています。ユーザーはスマートフォンやタブレット、PCなど様々なデバイスを使用して、快適かつ安全に医療情報にアクセスできるようになります。
利用可能な医療サイト
サービス開始時点で「medパス」が対応している医療サイトは、製薬企業や医療機器メーカーなど8社の15サイトです。また、年内にはさらに2社がこのサービスを導入する予定で、ますますその利便性は向上していくことでしょう。これによって、医療関係者同士の情報共有やコミュニケーションも円滑になると期待されています。
今後の展望
「medパス」は、共通IDを利用できる環境をさらに拡大していく考えです。医療に携わる全ての人々のコミュニケーションの輪を広げ、より良い医療提供と人々の健康を支える役割を果たしていくことを目指します。これにより、医療界全体が効率化され、より多くの患者が恩恵を受けることが期待されます。
企業概要
このサービスを提供する株式会社medパスは、2016年6月1日に設立され、東京都港区に本社を置いています。代表取締役社長には佐藤晃氏が、代表取締役副社長には永峰康司氏が就任しています。また、主な事業内容は医療関係者認証サービスの提供と医療関係者の送客事業です。全体の株主構成は、株式会社日本アルトマークが51%、メドピア株式会社が49%となっています。
詳しい情報は、公式サイト
https://medpass.co.jp/をご覧ください。