ウェビナーのご案内:リアルタイムOSの可能性
近年、製造や物流の現場において、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行ロボット)、協働ロボットといった「装置の知能化」が急速に進化しています。この知能化を実現するためには、高速で高精度な制御が求められています。そこで、ウェビナー「進む装置の知能化 高精度モーション制御・同期制御を支えるリアルタイムOS活用術」が開催されます。
装置の知能化とその進化
AIやセンサー技術の発展により、現場での装置は単なる自動化から自律的な判断や動作が求められるようになりました。これにより、センサーデータの多様な処理や、システム間の情報連携を柔軟に行うためのソフトウェア基盤が不可欠となっています。これらの要件を満たすことができるのが、リアルタイムOSです。
PLCとリアルタイムOSの違い
従来、制御系の中心にはPLC(プログラマブルロジックコントローラ)がありましたが、通信速度の向上や処理内容の複雑化に伴い、リアルタイム応答性やシステムの拡張性に限界が出てきています。また、Windowsベースのシステムは操作性が高いものの、タスクスケジューリングに非決定性があるため、ミリ秒単位のリアルタイム性を保証することができないケースが多くなっています。このような背景から、リアルタイム性と汎用性を両立したリアルタイムOSが注目されています。
セミナーの内容
本ウェビナーでは、リアルタイムOS「INtime」を使用したリアルタイム制御環境の構築方法を具体的な事例と共に解説します。INtimeはWindows上で動作し、同じハードウェアでも高精度な制御とWindowsの利便性を共存させることが可能です。これにより、ユーザーインターフェイスをWindowsで処理し、精密なモーション制御はINtimeで行うという、効率的なシステム構成が可能となります。
さらに、Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024やコンテック製の産業用組み込みコンピュータの紹介も行い、実践的なアーキテクチャ選定のポイントを明確にします。
対象者
- - リアルタイムOSの使用経験はあるが、具体的な制御システムでの応用が見えていない方
- - 複雑な制御においてPLCの限界を感じている方
- - 高精度なモーション制御・同期制御に携わるエンジニア
- - スマートファクトリーの推進を担当する開発責任者や企画担当者
主催・協賛
本ウェビナーは、株式会社コンテックと株式会社マイクロネットが主催し、株式会社マイクロネット、株式会社オープンソース活用研究所マジセミなどが協賛しています。
詳細や申し込みは
こちらからご確認ください。
今後もマジセミでは、参加者の役に立つウェビナーを積極的に実施していきます。過去のセミナー動画や資料については、ぜひご覧ください。