サイバーセキュリティの新たな強力ツール登場
株式会社Jストリームが新しいセキュリティリスクレイティングシステム『SecurityScorecard』の販売を開始しました。これにより、企業は迅速にセキュリティリスクを把握できるようになり、ITガバナンスの管理を徹底することが可能になります。このシステムは、サイバー攻撃が増加する中で、企業としての脆弱性が可視化されることで、より強固なセキュリティ対策に繋がると期待されています。
サプライチェーンに潜むリスクの理解
昨今、企業のサプライチェーンが多様化するにつれて、新たなセキュリティリスクも浮上しています。特に、サイバー攻撃が増加している現代において、取引先やパートナー企業を含むサプライチェーン全体が攻撃対象になり得ることが広く認識されています。より強力なセキュリティ規制のもと、それに適応するための対策が不可欠とされていますが、導入には専門知識や費用がかかるのが現状です。
『SecurityScorecard』の特長
『SecurityScorecard』は、セキュリティ状況を5段階で示し、スコアによって把握できるのが大きな特長です。これにより、企業は自社のセキュリティ投資の必要性を理解し、攻撃者の視点からも情報収集が可能となります。具体的には、攻撃者が事前に行う情報の調査を模して、外部からスコアリングすることができるため、セキュリティの弱点を迅速に把握し、対応策を打つことが可能になります。
企業への利用シーン
『SecurityScorecard』は、さまざまな企業に対しニーズがあります。例えば、ECサイトやオンラインショッピング、オンラインゲームなど、情報のやり取りが行われる事業者には、自社や取引先を含むサプライチェーンのリスク評価に役立てられます。また、経営陣へのレポーティングやM&Aの際のセキュリティデューデリジェンスのために利用されることも想定されています。
価格と導入の容易さ
利用料金は20,000円からのレポート形式で提供され、企業のニーズに合わせて継続的または単発での利用が可能です。さらに、同時にCDNサービス『J-Stream CDNext』やWAFオプションを利用することで、価格にディスカウントが適用されます。これにより、複合的なセキュリティ対策を効果的に実施できるようになります。
総合的なサービスを展開するJストリーム
Jストリームは1997年に設立以来、動画配信を中心に多様なサービスを展開してきました。独自のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を活用し、より良い動画配信環境を整備することで、年間で1,200社以上の企業の動画活用を支援しています。また、この新しいセキュリティリスクレイティングシステムは、その事業の一環として位置づけられています。
このように『SecurityScorecard』を通じて、企業のセキュリティに対する意識と対策が向上し、ビジネス環境の安全性を高めることが期待されます。