全国の小学生が夢描く「水族館」アイデアを実現へ！

小学生が描く「水族館」の未来

昨今、環境問題に対する関心が高まる中、日々の生活や学びにおいてもSDGs（持続可能な開発目標）を意識した取り組みが求められています。その中で、株式会社ウィーケンが主催した「水族館」をテーマにしたオンラインイベントが、新たな創造力を持った小学生たちに注目されています。

このイベントは、全国の小学生が「こんな水族館があったらいいな」と考えるアイデアを出し合うことを目的として実施されました。2021年1月10日開催のオンライン体験には、年中から小学校6年生までの50人の子どもたちが参加。

参加者のアイデアが実現に向けて

参加者たちは、まず自分が好きな水族館について話し合い、海の生き物が直面する課題や面白い水族館の事例について学びました。これにより、子どもたちは水族館が持つ多様な側面に触れ、実際に自宅でも自分だけの「理想の水族館」を考え、アイデアを作品として提出しました。

全国の水族館は、こういったアイデアを取り入れ、「水族館賞」を設けることを決定。アイデアを実現すべく、さまざまな水族館が積極的に協力する姿勢を示しています。参加した水族館には、愛知県の蒲郡市竹島水族館や、静岡県の下田海中水族館、東京都のマクセルアクアパーク品川など、全国各地の施設が含まれています。

投票と評価の仕組みが新しい

アイデアが一堂に集まった後、1月15日からはオンライン投票がスタート。子どもたちは、自分が「いいな」と思った作品に投票し、最も支持を集めた作品には、「ウィーケン！賞」が授与されます。このように、子どもたちの意見が直接形にされる機会が設けられる点が注目されています。さらに、受賞者と水族館の関係者との意見交換会も予定されており、どのようにしてアイデアを実現するのかが議論されます。

子どもたちが未来をつくる

このプロジェクトでは、単にアイデアを発表するだけでなく、子どもたち自身が社会とつながり、自分たちの視点から世界を見つめ直す機会を提供しています。生物多様性について考え、海洋ゴミなど現代の課題にどう取り組むべきかを学ぶことは、未来を担う彼らにとって重要な経験となるでしょう。

このように、高い創造力を持った小学生たちのアイデアは、これからの水族館運営に新たな道を開く鍵となるかもしれません。今後も、全てのアイデアがどのように実現へと進むのか、その動向に注目です。

まとめ

「ウィーケン！」を運営する株式会社ウィーケンは、親子の体験を通じて子どもたちの未来を広げる取り組みを行っています。今回のイベントを通じて、子どもたちと社会をつなぐ新しい形の学びが生まれ、その成果が水族館の新たな魅力を生み出すかもしれません。参加した子どもたちが抱く「夢の水族館」が、近い将来、実現する日が来ることを期待しています。