ハイセンスが新たな4Kテレビを発表、進化した技術が注目
先日、ハイセンスジャパンが自社のフラッグシップモデルを発表するイベントを開催し、最新の映像エンジン「レグザエンジンNEO plus」の搭載を発表しました。この新たな技術は、同社が日本市場における期待に応えるために開発したもので、より高品質な映像体験を提供することを目的としています。
新たな歴史を刻む「レグザエンジンNEO plus」
発表会の冒頭、ハイセンスジャパンの代表取締役社長、李文麗氏は「昨年、東芝映像ソリューション株式会社を傘下に迎え入れたことが、大きな転機になりました。その後、東芝レグザの伝統を受け継いだ「レグザエンジンNEO」を共同開発し、今回のフラッグシップモデルには新しい「NEO plus」を搭載しました」と述べました。新エンジンは、より進化した映像処理能力を持ち、視聴者に最高の体験を提供します。
日本基準の画質を求めて
同社の営業部部長、岩内順也氏は、近年の成長の歩みを振り返りつつ、「4Kテレビが初めて日本に導入されたのは2016年であり、その後も速いペースで新製品を発表しています。特にFIFAワールドカップに向けた取り組みも効果的でした」と語ります。また、今後は「レグザエンジンNEO/NEO plus」を核にした戦略で「日本基準の画質」を推進していく意気込みを示しました。
製品概要
発表されたフラッグシップモデルは、4K有機ELテレビの「55E8000」と4K ULEDテレビの「65U7E」と「55U7E」の3モデルです。
1. 4K有機ELテレビ 55E8000
- - 価格: 23万円前後
- - 発売時期: 4月上旬
- - 特徴:
- 「レグザエンジンNEO plus」を搭載し、日本基準の画質を実現。
- 新世代の4K有機ELパネルにより、圧倒的な黒の再現と優れた立体感を提供。
- 新4K衛星放送を受信可能なBS/CS 4Kチューナー内蔵。
2. 4K ULEDテレビ 65U7E、55U7E
- - 価格: 65U7Eは18万円前後、55U7Eは15万前後
- - 発売時期: 3月中旬
- - 特徴:
- 「レグザエンジンNEO plus」により、日本基準の画質を実現。
- ハイセンス独自の「ウルトラLED」技術が鮮やかな映像美を再現。
- ゲームモードが搭載され、FPSや格闘ゲームにも最適な性能を発揮。
- 新4K衛星放送を受信できるBS/CS 4Kチューナー内蔵。
未来への展望
昨年の事業展開を経て、今年度はテレビ出荷台数シェア10%を目指すと執行役員副社長の磯辺浩孝氏は宣言しています。新製品は、既存製品との差別化を図りながら、さらなる高画質を追求し、日本市場をターゲットにした戦略が進められます。これにより、国産メーカーとしても存在感を示しながら、ユーザーに愛される製品を展開していく考えです。
今後もハイセンスジャパンのさらなる進展が期待され、技術革新による新たな映像体験が楽しみです。