GVA TECHが新たに「OLGA」にマルチリンガル機能を導入
GVA TECH株式会社が法務オートメーション「OLGA」の新機能として、英語と簡体字中国語に対応したマルチリンガル機能を発表しました。この機能の導入により、海外の拠点や外国籍の従業員との法務関連のやり取りがスムーズに行えるようになり、国際的な案件管理の効率が向上します。
背景とニーズ
近年、日本企業のグローバル展開が進んでおり、各国に拠点を持つ企業にとって、法務作業の効率化は急務となっています。「OLGA」はAIを活用した統合型プロダクトとして法務部門や事業部門の業務を効率化することを目的として開発されています。
しかし、言語の違いは海外拠点や多国籍な従業員とのコミュニケーションにおける大きな障害となっており、依頼内容への正確な把握や迅速な対応に影響を与えています。これに対し、「OLGA」のユーザーからは多言語対応の要望が多く寄せられており、マルチリンガル機能の追加が求められていました。
GVA TECHは、このニーズに応える形で「OLGA」を強化し、あらゆる従業員がスムーズに法務部門へアクセスできる環境を整備しました。
新機能の概要
新機能の特徴は、ユーザーが自身が使用したい言語(日本語・英語・中国語)を自由に選択できる点です。特別な設定を行うことなく、画面上で簡単に言語を切り替えることができるため、利便性が大幅に向上しました。
主な機能内容
1.
依頼フォーム・返信フォーム:
事業部門の担当者は、自身が利用しやすい言語で法務部門への依頼を作成可能です。これにより、コミュニケーションの齟齬を減らすことができます。
2.
案件ボード・詳細:
法務担当者は、集まった案件を慣れ親しんだ言語で確認できます。これにより、言語に不安を持つ従業員もスムーズにオペレーションが行えるようになっています。
3.
通知メール:
案件の更新や担当者からの連絡を設定した言語で受け取ることができ、重要なメッセージを見落とす心配がありません。
今後の展望
GVA TECHは、今後も対応言語の拡大や他ツールとの連携を強化し、より多くの企業のグローバル展開を支援する方針です。「OLGA」は、依頼受付から契約管理、ナレッジの活用まで、法務業務の一貫した自動化を実現します。
会社概要
GVA TECH株式会社は、2017年に設立されたリーガルテックサービスを提供する企業で、東京証券取引所のグロース市場に上場しています。公式サイトでは、「OLGA」の詳細情報や、関連コンテンツが紹介されています。今後もさらなる機能の拡充に期待が寄せられます。
OLGA公式サイト
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