アナムネとSomnusの連携が生み出す新たな不眠症医療
株式会社アナムネは、2025年5月8日より、睡眠モニタリングアプリ「Somnus」とのサービス連携を開始すると発表しました。これにより、オンライン不眠症外来では、Somnusが有する睡眠データを活用し、より効果的な診療が可能になります。
睡眠データの“見える化”とその利点
アナムネの「おうち病院」は、患者の睡眠データをスマートフォンで記録するSomnusを導入し、受診時に医師がこのデータを参考に診療を行える仕組みを整えています。これにより、患者自身が気づかない睡眠の問題や生活習慣の乱れを医師が科学的に把握し、ぴったりの治療法を提供できるようになります。
また、今までは主訴の自己申告が多かった診療が、データを基にした診療へと進化し、正確性が格段に向上します。このデータ連携により、患者はより自分の症状を理解し、医療の質が向上することが期待されます。
スマートフォンを使った新しい医療体験
「Somnus」を利用することで、患者は通院が不要になり、スマートフォンさえあれば24時間いつでも診療を受けることが可能となります。特にビジネスパーソンにとっては、時間や場所の制約を気にせず受けられる医療サービスは非常に魅力的です。この新しい医療導線により、多忙な生活を送る人々も、睡眠に対する意識が高まることでしょう。
不調を放置しない、医療とテクノロジーの融合
日本人の成人の約20%が慢性的な睡眠不足に悩まされている中、Somnusは「自分の睡眠状態を知り、改善のきっかけをつくる」役割を果たしています。アナムネのオンライン不眠症外来は、オンライン診療の利便性を活かし、仕事が忙しい人々のための新しい医療インフラとして機能します。この連携により、個々の睡眠データを医師に相談しやすくなることで、気づきから具体的なケアへとスムーズに移行できる利点があります。
特に20代から50代の働く世代にとって、早期の対応と適切な医療の継続は、メンタルヘルスやパフォーマンスの安定につながります。この新たなシステムは、患者の“なんとなく不調”を放置せず、アクションへとつなげることを目指しています。
おうち病院の革新的なサービス
「おうち病院」のオンライン不眠症外来は、従来の病院に行かずとも不眠症状のケアやお薬の処方が受けられる新しいサービスです。患者は、利用者の快適さを考慮した問診票をもう一度書く手間を減らし、スムーズに再受診ができる機能を備えています。また、保険適用での受診が可能で、提携薬局も全国に拡大中です。
予約から薬の受け取りまでの流れ
「おうち病院 オンライン診療サービス」の予約は、公式ウェブサイトから簡単に行えます。患者は自身のスケジュールに合わせて診療を受けられ、薬は自宅近くの薬局で受け取ることができます。さらに、「おくすりおうち便」という自宅へ薬を配送するサービスも開始され、医療の利便性が向上しています。
つなげる医療の未来
アナムネは今後もサービスの向上に努め、患者が快適に医療を受けられる環境を整えていく考えです。Somnusとの提携が実現する新しい不眠症治療の形は、患者に寄り添った医療の未来を見据えています。
アナムネの理念「ITの力で医療を住みやすくする」が実現に近づく中、医療とテクノロジーが融合した社会を目指します。ベンチャー企業としての活躍が今後も期待されるでしょう。