東大阪市での革新的な試み
2025年11月9日、東大阪市の大阪樟蔭女子大学で、日本初の医療デザインサミット2025が開催されます。このイベントでは、「ENDING DESIGN - 人生の終焉をデザインする」というテーマのもと、医師100名が一堂に集まり、自身の死生観に向き合う貴重な機会が提供されます。
人生の終焉を考える重要性
医療者は日常的に「死」と向き合う職業ですが、自らの死生観についてじっくり考えることは少なくなっています。本サミットの目的は、医療者が自分の死について真剣に考えることで、地域に「人生会議(ACP)」という概念を根付かせようとするものです。生というものを語り、終焉についての文化を形成するためには、医療者自身が率先して語る必要があります。
『さいごの授業』とは
本イベントの目玉プログラムのひとつである「さいごの授業」は、有名なカーネギーメロン大学のランディ・パウシュ教授の実話を基にしています。「もし余命数ヶ月だったら、誰にどんなメッセージを伝えますか?」という問いかけに対し、池永昌之医師といちのせかつみ氏が語りかけます。
登壇者の紹介
- - 池永昌之氏(淀川キリスト教病院 緩和医療内科主任部長)
医学部卒業後、ホスピス科に勤務し、緩和医療の分野で多くの実績を上げてきました。
- - いちのせかつみ氏(ファイナンシャル・プランナー、生活経済ジャーナリスト)
お金や家計から人生設計を考える第一人者で、幅広いメディアで活動しています。
イベントの概要
- - 日時: 2025年11月9日(日)10:00~18:00
- - 会場: 大阪樟蔭女子大学(東大阪市)
- - 参加者: 最大400名(医療・介護・福祉・教育関係者200名を含む)
- - 参加費: 無料
この貴重な体験が無料で提供できるのは、主催側の厚意からです。なお、会場参加のみで、ライブ配信はありません。
その他のプログラム
多職種によるブレーンストーミングを通じて、地域に人生会議の理念を浸透させるワークショップ。
本サミットおよび終焉の設計思想に賛同する企業によるプレゼンテーション。
ご参加のお願い
様々な視点から「終焉」を考察するこのサミットは、ただ聴くだけでなく、参加者も積極的に関与することが求められます。自分自身や身近な人の死について考え、オープンに話すことの大切さを実感してください。
各プログラムの詳細は、
こちらをご覧ください。
主催・協力団体
医療デザインによって世界を驚かせることを目指しています。
地域の包括的なケアシステムの構築を目指す団体です。
このサミットが、医療者、患者、地域の人々が共に生と死について考えるきっかけとなることを、主催者は期待しています。