生成AI実用化の新展開
2025-03-07 17:10:33
マクニカとneoAI、生成AI基盤構築での新たな協業を発表
生成AI基盤構築を加速する産業間の協業
株式会社マクニカと株式会社neoAIは、生成AIを活用したオンプレミスの基盤構築を目指し、新たな協業を開始しました。これは、国内企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する中での重要な取り組みとなります。
オンプレミスの必要性
近年、ChatGPTなどの生成AIの急速な進化が進む中、企業では大規模言語モデル(LLM)を取り入れる動きが加速しています。しかし、プライバシーやセキュリティの観点から、機密情報を扱う企業にとってクラウド環境では不安が残ります。そうした中、オンプレミスでの「ローカルLLM」が注目されています。これにより、データの安全性を保持しつつ、特定の業務ニーズに適した生成AI環境を構築することが可能です。
構築に伴う課題
ただし、ローカルLLMの構築には多くの課題があります。GPUリソースの確保から、AIインフラの構築、アプリケーション開発、運用管理に至るまで、技術的な知識と人的リソースの両方が必要です。さらに、ユースケースに応じた精度向上や使いやすいユーザーインターフェースの改善、組織全体への浸透といった課題も重要です。これらの壁を乗り越えるためには、効果的なサポートが不可欠です。
マクニカとneoAIの支援体制
マクニカは、その豊富なAI環境構築の実績を活かし、最高のハードウェアとソフトウェアを提供します。また、neoAIは最新の技術を駆使し、高品質なローカルLLMの提供を行います。
特に、neoAIが提供する「neoAI Chat」は、ビジネスユース向けのオールインワンパッケージで、多くの企業に導入されています。このパッケージを利用することで、企業はスクラッチからの開発と比べてコスト削減を図りつつ、高品質なAIアシスタントを迅速に展開することができます。さらに、企業固有のデータを使用した追加学習も支援し、ニーズに合った最適なAI環境を構築します。
継続的なサポートの重要性
両社は、導入後も企業固有のニーズに応じて精度向上や機能拡張など、持続可能なサポートを提供します。これにより、クライアントの競争力向上を目指し、生成AIの実用化を強力に推進していきます。
代表者の声
今回の発表に関連し、neoAIのCEO千葉 駿介氏は次のようにコメントしています。「これまで高いセキュリティが求められる分野での生成AI活用に取り組んできましたが、オンプレミス環境の必要性が高まっていると感じています。マクニカとのパートナーシップにより、企業に最適なLLM環境を提供できることを期待しています。」
また、マクニカのプレジデント伊藤 啓介氏は「neoAIとの協業により、高品質な生成AIの実装支援ができることに胸を躍らせています」と述べています。
最先端技術の提供
両社は、Super Micro Computer, Inc.との提携により、AI向けGPUサーバーの提供も行います。このサポートにより、国内における生成AI活用の実現を後押しするとともに、世界水準の技術を企業に提供し続けます。
マクニカとneoAIは、この新たな協業を通じて、多くの企業におけるシステム導入や業務効率化を促進し、日本における生成AIの未来を切り拓いていくことでしょう。今後の展開にも注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社マクニカ
- 住所
- 電話番号
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