前橋市と積水化学工業、災害時の水道復旧協定を締結
2024年9月13日、群馬県前橋市と積水化学工業株式会社環境・ライフラインカンパニーは「災害時における水道事業等の施設等の応急復旧に関する協定」を締結しました。この協定は、災害により壊滅的な被害を受けた水道事業の早急な復旧を目的としており、前橋市民の生活の安定を図るために重要な役割を果たします。
協定の締結式
締結式は前橋市役所の庁議室で行われ、前橋市の小川晶市長と積水化学の群馬工場長、和田弘志が出席しました。式典の中で、両者は協定の意義を強調し、地域社会の災害対策を一層強化していくことを誓いました。
協定の具体的な内容
この協定に基づき、以下のような具体的な協力体制が構築されます。
1.
社内連絡網および協力実施体制の整備
まず、積水化学工業内での迅速な情報伝達と対応策の連携が確保されます。これにより、災害発生時における初動対応が迅速に行えるようになります。
2.
資機材の供給
避難所や被災地域で必要となる資機材の供給を行います。具体的には、応急復旧活動に必要な設備や物資を現地へ迅速に届ける体制を整備します。
3.
異常の通報
応急復旧活動中に異常を発見した際には、即座に報告する仕組みが導入されます。これにより、潜在的なリスクを管理し、さらなる被害の拡大を防ぎます。
4.
災害に強い町づくりの提案
上下水道施設を中心に、災害に耐えうるインフラの構築に向けた具体的な方策の提案が行われます。
5.
その他の必要事項
それに加え、応急復旧に関するその他の必要事項についても協力し、地域社会の安全を確保するために尽力します。
今後の展望
積水化学工業株式会社環境・ライフラインカンパニーは、災害時の迅速な復旧と社会インフラの強化に貢献することを目指しています。この協定を通じて、地域の安全・安心を支える役割を果たしていくとともに、将来的な災害リスクにも備えた取り組みを継続していく考えです。前橋市民の安心した生活基盤を支えるため、企業としての責任を果たす姿勢は、今後の地域社会における重要な役割を担っています。