プロロジスがシカゴでデータセンターを新設、物流との融合が鍵
プロロジスがシカゴで新たなデータセンターを構築
物流不動産のリーディングカンパニーであるプロロジスが、アメリカ・イリノイ州シカゴにおいて新たなデータセンターの開発プロジェクトを進めています。本プロジェクトでは、プロロジスが所有する物流施設を32メガワット(MW)のターンキー型データセンターへと転換する計画が進行中です。この動きは、デジタル経済の成長に伴い、世界中で加速しているデータセンター需要に応えるものです。
物流からデータセンターへの転換
プロロジスのシカゴ市場における取り組みは、共同投資ファンド「U.S. Logistics Fund(USLF)」を通じて実施されています。このファンドは高付加価値の物流不動産への投資を行っており、コンバージョン(用途変更)案件に特化することで、大きな成長が期待されています。
データセンター業界は、急成長を遂げており、特にデジタルサービスがますます増加する中で、事業者はインフラの強化を急務としています。プロロジスはそのポテンシャルを見込んで、物流からデータセンターへの必要な対応を進めています。
電力調達の強化
プロロジスは、データセンター開発の需要を満たすために、電力の取得を迅速に拡大させています。現在、世界中で1.6ギガワット(GW)の電力を確保し、さらなる1.4GWの取得が進行中です。2024年には社内のデータセンターチームを強化し、490MWのデータセンターを開発する計画を進めており、業界のリーダーとしての立場を確立しています。
また、専門チームは1999年以降、29件のコンバージョンプロジェクトを完了させており、物流不動産の中から高い付加価値を生む資産を特定しています。
Skybox Datacentersとの提携
今回のプロジェクトでは、Skybox Datacenters社との提携も大きなポイントとなります。この会社は、大規模データセンター向けのソリューションを提供しており、豊富な経験と実績を有しています。プロロジスは、Skybox社との協力を通じてイリノイ州において、世界基準のデータセンターを創出することが期待されています。
今後の展望
プログロジスは、今後4年間で約20件のデータセンタープロジェクトを着手する計画を立てており、700万~800億ドル(約1.1兆~1.2兆円)の追加投資を見込んでいます。これにより、デジタルインフラ需要にお応えし、同時に投資家に対しても高いリターンを提供することができるでしょう。
このように、プロロジスの取り組みは、物流とデータセンターの融合を進め、デigitalの未来に向けた重要なステップとなっていくと考えられます。今後も目が離せない動きが続くことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社プロロジス
- 住所
- 東京都千代田区丸の内東京ビルディング21階
- 電話番号
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