IGSA、墨田区で挑戦
2024-07-31 14:42:16

認知症予兆検出サービス開発に向けた実証実験、株式会社IGSAが墨田区で挑む

東京大学松尾・岩澤研究室から生まれたスタートアップ、株式会社IGSA(東京都文京区本郷)は、認知症の予兆を検出するサービスの開発を進めています。このたび、墨田区のプロトタイプ実証実験支援事業に採択され、実際の環境でのサービス検証を行う機会を得ました。

実証実験の目的


実証実験の主な目的は、軽度認知障害(MCI)を検出するサービスの精度を上げ、その社会実装を検証することです。現在、研究の進められているMCI検出サービスは、スマートフォンを用いた音声解析に基づいており、高齢者が手軽に認知機能を評価できるアプローチを目指しています。この技術が実用化されれば、多くの高齢者にとって負担の少ない形で早期に認知機能の低下を検知することが可能になります。

本実証実験では、墨田区の協力を得て、東京都健康長寿医療センター研究所と共に大規模な精度検証を実施します。また、区内の各施設でも社会実装の試行が行われ、高齢者福祉の実現に寄与することを目指しています。

高齢者福祉の向上と経済的な効果


このサービスの展開により、高齢者の認知機能の低下を早期に捉えられることで、健康寿命が延びることが期待されます。これにより、必要な医療や福祉にかかる社会保障費の削減や、保険費用の軽減も見込まれています。高齢者が元気で長生きすることは、個々の生活の質を向上させるだけでなく、社会全体の負担を軽減することにも繋がるのです。

千葉大学とのコラボレーション


株式会社IGSAは、千葉大学予防医学センターとも連携しています。同大学が墨田区に設置するサテライトキャンパスで、「リビングラボSUMIDA(仮称)」として実証実験のフィールドを提供していただきます。リビングラボを活用することで、参加者からのフィードバックを迅速に受け取り、サービスの検査体験の向上に努めていきます。

また、この取り組みは、墨田区の地域交流の活性化や、健康的な街づくりにも寄与することが期待されています。

企業情報


株式会社IGSAは、「未来のあたりまえを創り、持続可能な幸せを追求する」を企業理念に掲げています。AIと人間が共存しながら、新しい社会システムを設計することを目指しており、設立は2022年8月。代表取締役CEOは松島創一郎氏です。

かつては夢物語のようだった技術が、今、現実の物となるべく動き出しています。健康で幸福な未来を切り開くために、これからもIGSAの活動に注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社IGSA
住所
東京都文京区本郷6丁目25番14号3F
電話番号

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