中絶薬の現状を考える
2024-09-11 19:13:01

国際セーフアボーションデー記念ウェビナーが取り上げる中絶薬導入の現在

国際セーフアボーションデーの意義


国際セーフアボーションデーは、1990年に中南米とカリブ海で中絶の非犯罪化運動が起きたことを契機に設立されました。この日は、世界中のNGOや国際団体が、安全でアクセスできる中絶の重要性を広めるためにアクションやキャンペーンを展開します。安全な中絶について広く議論し、社会的な認識を高めることがこの日の主な目的です。

日本における中絶の現状


2023年4月に経口中絶薬が日本で承認されましたが、その実現には30年以上の時間がかかりました。経口中絶薬が登場する前は、日本での人工妊娠中絶は手術によるものであり、WHOから「時代遅れの方法」と見なされる術式が用いられていました。さらに、日本には依然として堕胎罪が存在し、母体保護法に基づく一定の条件付きでの合法化にとどまっています。その中でも、配偶者の同意が必要であったり、費用が高額であったりする問題も抱えています。

経口中絶薬導入後の状況


経口中絶薬の導入から約1年が経過した今、日本や他国における中絶状況はどのようになっているのでしょうか。ウェビナーでは、安全な中絶や流産を取り巻く状況について、日本はもちろん、世界の視点からも検討していきます。「自分で選択できる」社会を実現するためには、どのような取り組みが必要かを共に考える場となります。

ウェビナーの詳細


このウェビナーは、リプロダクティブライツ情報発信チーム(リプラ)と国際協力NGOジョイセフの共催で行われます。以下はイベントの概要です。

【イベント名】


「~Safe Abortion is Our Right~経口中絶薬の導入から1年経過、今起きていること」

【日時】


9月25日(水)20時~21時

【開催形式】


Zoomウェビナー(事前申込制)

【情報保障】


Zoomの字幕機能を利用できます。

【定員】


なし

【参加費】


無料

【プログラム】


  • - 安全な中絶とは何か、日本の中絶のこれまで(ジョイセフ)
  • - 経口中絶薬導入後の日本の状況(リプラ・柴田さん)
  • - 「How To Use Abortion Pill」動画の説明(リプラ・空野さん)
  • - 世界と日本のギャップ(リプラ・ジョイセフ)
  • - 質疑応答(リプラ・ジョイセフ)

【共催】


リプラ、ジョイセフ

【後援】


国際家族計画連盟(IPPF)

【申込】


以下のフォームからお申し込みください。締切は9月24日(火)17時です。
申し込みフォーム

このウェビナーは参加申込者に限られていますが、参加できなかった場合はアーカイブも提供されます。エビデンスに基づいた情報でリプロダクティブライツの実現を目指すリプラと、全ての人が自身の意思で生き方を選べる世界を目指すジョイセフが共催するこのイベントに、ぜひご参加ください。


画像1

会社情報

会社名
公益財団法人ジョイセフ
住所
東京都新宿区四谷本塩町12-3AOIビル3階
電話番号
03-5312-5090

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。