高知で熱気漂うクリエイター育成イベント開催！1,000人以上が参加したアニクリサマーキャンプ2025

高知アニクリサマーキャンプ2025、盛況のうちに終了

2025年8月2日から5日間にわたって開催された『高知アニクリサマーキャンプ2025』は、アニメクリエイターを目指す若者たちとその関心を持つ子供たちにとって、非常に貴重な体験の場となりました。会場となったドットコムプラザ帯屋町では、延べ1,064名が来場し、プロの技術に間近で触れる機会を得ました。

イベントの構成

イベントは「クリエイティブ体験発見エリア」と「クリエイタースキルアップエリア」という二つのセクションに分かれており、参加者の興味に応じたコンテンツが提供されました。

クリエイティブ体験発見エリア

こちらのエリアでは、アニメやフィギュア業界の第一線で活躍しているプロフェッショナルによるトークショーが連日開催され、参加者は制作の裏側や業界のトレンドについての貴重なお話を聞くことができました。ゲストとしては、ササユリ動画研修所の代表である舘野仁美さんや、株式会社海洋堂の顧問である宮脇修一さんが登壇しました。

さらに、特に注目されたのは『高知アニメクリエイターアワード2026』の公開説明会です。昨年度のグランプリ受賞者であるShuzukuさんが、自身の経験を基にアワードへの思いを語り、来場者たちに制作へのインスピレーションを与えました。

プチワークショップの人気

トークショーの他にも、様々なプチワークショップが実施され、大きな好評を博しました。スタジオエイトカラーズによるアニメデジタル作画体験や、海洋堂高知によるフィギュア塗装体験、まさきまゆこさんによるコマ撮りアニメワークショップなど、来場者が実際にクリエイティブな活動を体験する場が設けられました。

さらに、3Dプリンターによる実演や、自分自身を3Dスキャンしてオリジナルフィギュアを作る「3Dフィギュアランド」も、大いに盛り上がりました。

クリエイタースキルアップエリア

このエリアでは、2Dや3Dを駆使したアニメ制作や造形制作を通じて、本格的なクリエイティブ体験を提供しました。特にプロを目指す若者たちが積極的に参加し、熱心に制作活動に取り組む姿が見受けられます。アニメ監督の蟻川ユメコさんやストーリーアーティストの栗田唯さんが講師として登壇し、次世代のクリエイターたちに直接指導を行いました。

来場者の感想

参加者からは、「お絵描きが好きで参加してよかった」「初めてアニメーションをやってみたけど、とても楽しかった」という声や、「ストーリー作りのヒントを得られた」など、イベントを通じての学びを実感する感想が寄せられました。中には、アニメの制作過程の難しさや奥深さを理解したという参加者もおり、プロの話を聞くことで刺激を受けた様子が伺えました。