星野リゾート青森屋に誕生した「あおもり工房~かだるべ~」
秋の訪れに際し、星野リゾート青森屋では新たに「あおもり工房~かだるべ~」がオープンしました。ここは、青森が持つ豊かな食文化や伝統を、参加者が手軽に体験しながら持ち帰ることができる場所です。「かだるべ」という名称は、青森の方言で「一緒に参加しましょう」という意味が込められています。
なぜ「あおもり工房」が生まれたのか
青森屋は、客に青森の魅力をしっかりと体感していただくための温泉宿でもあります。訪れる人々が、ただ宿泊するだけでなく、地元の文化にも触れる体験を提供したいという思いから、この工房が誕生しました。
工房の特徴
工房は青森屋の敷地内に位置し、約150年前に建てられた伝統的な「南部曲屋」に設置されています。この建物は、当時人間と馬が同じ屋根の下で暮らしていたことを物語る存在で、茅葺き屋根と囲炉裏のある温かみのある空間です。参加者は、この風情ある環境の中で、青森ならではの手作り体験を楽しむことができます。
体験内容
工房で用意されている体験内容は、家族や友達と一緒に楽しむことができるものばかりです。具体的には次のようなアクティビティが用意されています。
焦がし絵っこ
青森県特産の「ヒバ」を使用したアート体験です。効果的なリラックス効果を持つとされるヒバの香りの中、焦がし絵を描くという新しい形のお絵かきを体験できます。ペンのように使える道具で、安全に制作できるため、大人も子供も楽しめる内容です。
りんごの木のヘラ
青森名物のりんごの木を使った手作り体験も可能です。育てられた枝を使って、親子で一緒にジャムやバターを塗るためのヘラを作ることができます。削って形を整えることで、手に馴染みやすいアイテムが完成します。
津軽塗の箸
青森の伝統工芸品である「津軽塗」の箸作りも体験できます。この工程は、漆を塗って乾かし、再び研いで模様を作り出す40におよぶ工程です。世界に一つだけのオリジナルな模様の箸を作れるチャンスは、思い出にもなります。自分の手の大きさや好みに合わせて、好きな長さに仕上げることができます。
基本情報
- - 期間: 9月1日~11月30日
- - 時間: 9:00~12:00
- - 場所: 公園内南部曲屋
- - 料金:
- 焦がし絵っこ(小学生以上): 30分 1,000円~3,000円
- りんごの木のヘラ: 20分 1,000円
- 津軽塗の箸: 30分 2,500円
このように、星野リゾート青森屋の「あおもり工房~かだるべ~」では、青森の文化や歴史を感じるユニークな体験が待っています。旅の思い出を、参加者それぞれの手で作って持ち帰ることができるのは、まさに特別な体験となるでしょう。