リスキリング調査結果
2025-07-02 11:31:22

2025年版リスキリング施策調査、AI活用が重要スキルに浮上

2025年版 リスキリング施策の実態調査



企業が直面する変革の波の中で、リスキリング支援サービス『Reskilling Camp』が実施した10回目となる定点調査の結果が公表されました。調査では、企業におけるリスキリングの実施状況や、DX人材の育成に関する実態が明らかにされています。今回の調査では、特にAI活用が重要視されることが確認されました。

調査概要



  • - 調査対象: 全国の企業に勤めている方
  • - 調査期間: 2025年5月1日〜2025年5月8日
  • - 回答者数: 660名

リスキリング施策の実施状況


調査によると、リスキリング施策の実施率は約40%で推移し、製造業においては60%を超える企業が取り組んでいます。大企業では64.6%、中小企業やスタートアップでも38.3%と、少しずつ取り組みが増えてきている様子が感じられます。

重視されるスキル


リスキリングにおいて特に重視されるスキルとして、「AI活用(ChatGPTなど)」が初めて1位に選ばれました。生成AIの普及に伴い、AI活用が不可欠なスキルとして位置づけられています。企業規模による違いも見られ、大企業では「ITプロジェクトマネジメント」が1位となり、中小企業ではAI活用が同率でトップに挙げられています。

対象部門


リスキリングの対象となる部門は「情報システム、ITシステム」が最も多く、経営企画や人事も続きました。特に大企業ではIT部門が注目されていますが、中小企業では経営企画が重要視されています。

施策の失敗要因


リスキリング施策における失敗事例として「研修内容が実務と乖離している」という問題が指摘されました。これに対処するためには、現場のニーズに基づいた分析や報告、環境整備が求められます。

DX人材の確保現状


約46.6%の企業がDX人材を確保できていない状況が示され、社内育成が主要な手段として挙げられました。特に製造業と通信情報サービス業においては、それぞれ特色のある確保方法が見受けられます。

まとめ


調査結果は、企業がリスキリング施策を推進する際に直面する課題と彼らが重視しているスキル、リスキリングの対象部門、施策の失敗要因を示唆しており、今後の施策に向けた貴重なデータとなりました。企業は、リスキリングの重要性を認識し、具体的な戦略を立てることが求められています。引き続き、リスキリングを通じたパートナーシップによる人材の育成が期待されています。


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