3D UNIV+RSESの登場
2025-02-14 14:50:50

ダッソー・システムズがAIを活用した新サービス3D UNIV+RSESを発表

ダッソー・システムズが新時代の幕を開ける



ダッソー・システムズは、2025年2月4日に仏のヴェリジー=ヴィラクブレーで発表した「3D UNIV+RSES」(3Dユニバース)という新サービスが、業界に革命をもたらすことを予告しています。このサービスは、同社の3DEXPERIENCEプラットフォームに組み込まれた複数の生成AIを活用し、知的財産(IP)ライフサイクル管理機能「POWER’by」の中心的役割を果たします。全ての業界のお客様がAIを活用し、日常生活の質を向上できる新たな環境の提供が目指されています。

生成経済に向けた重要なステップ



「3D UNIV+RSES」は、ダッソー・システムズが提唱する生成経済の実現に向けた新たなマイルストーン。従来の3Dデザインやバーチャルツイン、PLMデータを新しいデジタル環境で最大限に活用することが期待されており、これにより、企業は自社の持つ情報やノウハウを簡潔に可視化・生成することができるようになります。

さらに、このサービスはジェネレーティブ・エクスペリエンス(GenXp)やバーチャル・コンパニオン(仮想空間アシスタント機能)といった機能も統合されており、ユーザーは多様なシナリオに沿った快適な環境で作業を行えます。双方向性に富んだ体験を通じて、消費者のニーズや市場の動向にも元応じることができるのです。

AIの力で進化する企業と社会



この新サービスの展開により、企業が生命や自然の仕組みから学ぶことが求められています。これまでの「消費する」スタイルから「生成する」スタイルへとシフトすることができれば、地球環境への負荷を軽減しつつ、企業としての競争力を高めていくことが可能です。こうした生成経済は、エクスペリエンス経済と循環経済を融合させた新しい経済モデルの形成を促し、IPが新たな「通貨」として機能する場を作り出します。

安全な環境でのバーチャル体験



3D UNIV+RSESは、複数のAIエンジンを駆使して、バーチャルツインを結合しシミュレーションを行うことができるため、安全な環境でのデータ処理やIPの保護が実現されます。ダッソー・システムズのエグゼクティブ・チェアマンであるベルナール・シャーレス氏は、「お客様の仮想資産を守り、見えないものを可視化することが私たちの目指すところです。」と語り、知識とノウハウの生成と保護が企業の未来を変える鍵であるとしています。

ベルナール・シャーレス氏のメッセージ



ダッソー・システムズでの過去44年にわたる変革を踏まえながら、シャーレス氏は「最も価値ある知的財産を生成し保護するために、あらゆるもののバーチャルツイン体験を提供することが重要です。」と述べています。この姿勢が、今後の企業運営や社会の進化に大きな影響を与えることでしょう。

将来の展望



ダッソー・システムズの最高経営責任者、パスカル・ダロズ氏も「AIを駆使して自社の製品やサービスを持続可能なものにすることが、消費者や患者の日常生活の向上につながります。」と強調しています。この新しいエコシステムを通じて、企業はバーチャルツインを駆使し、様々な分野でのイノベーションを促進できるでしょう。

今年から始まり、さらに進化を続ける3D UNIV+RSESの導入は、企業の未来への一歩を意味します。ダッソー・システムズは、これからも人々や社会にとって価値のある変革を推進し続けることでしょう。


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会社情報

会社名
ダッソー・システムズ株式会社
住所
東京都品川区大崎2丁目1番1ThinkParkTower
電話番号
03-4321-3500

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