自動運転をテーマにした物流課題解決セミナーとテナント交流会を開催
2025年9月22日に、東京都大田区の株式会社東京流通センター(以下、TRC)が「物流課題解決セミナー」と「TRCテナント交流会」を開催しました。場所は、TRCの物流ビルB棟内にあるレストラン「アーコレード」で、今回のイベントには20社から約40名が参加し、物流業界の未来を考える貴重な機会となりました。
物流課題解決セミナーの概要
本イベントの第一部では、TRCが2020年から運営している物流テックショールーム「TRC LODGE」に出展している企業のソリューションを紹介するセミナーが開かれました。このセミナーは今回が9回目となり、特に注目すべきテーマは「自動運転」でした。参加者は、平和島自動運転協議会からの発表を通じて、自動運転技術が物流業界に与える影響について深く理解することができました。
平和島自動運転協議会は、2025年5月に設立され、同協議会の目的や今後の方向性に関する情報がプレゼンテーションされました。また、株式会社T2のCEOである熊部雅友氏からは、自動運転トラックに関連する最新の取り組みと将来の展望についての講演が行われ、業界の最前線についての知見が広がりました。
TRCテナント交流会の開催
続く第二部では、「TRCテナント交流会」が行われ、これはTRCの物流施設やオフィスビルに入居している企業同士の交流を促進し、ビジネスマッチングを生むことを目的としたイベントです。今春の交流会に続く開催で、過去のイベントでは複数のビジネスマッチングが成功していることが示されています。今回も参加企業間の活発なネットワーキングが行われ、お互いの事業発展に寄与する場となりました。
TRCの新たな取り組み
TRCは1967年の設立以来、テナント企業の成長をサポートするために施設を運営してきました。2025年8月には新たに「CLOサポートユニット」を設立し、これまで以上に実践的かつ細やかな支援を提供する体制を強化しました。「CLOサポートユニット」は、物流統括管理者(CLO)が中心となり、テナント企業の物流効率化を支援することを目的としています。この取り組みを通じて、TRCは物流センターを利用する企業の成長や課題解決をさらに強力にサポートしていく考えです。
まとめ
今後もTRCは半世紀以上にわたって培ってきたノウハウや知見をもとに、「物流課題解決セミナー」と「TRCテナント交流会」を継続的に開催し、テナント企業の成長と課題解決に寄与していくことでしょう。自動運転という新たな潮流に乗り、物流業界の未来がどう変わっていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。