三菱ケミカルグループがSAFEアワードで栄誉を獲得
2024年度の第3回「SAFEアワード」において、三菱ケミカルグループの「三菱ケミカルグループ体操」と「安全安心体力テスト」の取り組みが、安全な職場づくり部門での最高評価である「ゴールド賞」を初めて受賞しました。
SAFEアワードの意義
「SAFEアワード」は、厚生労働省が主催しており、職場の労働災害防止や健康の促進に向けた優れた取り組み事例を表彰することで、労働環境の向上を図る重要なプログラムです。受賞者は、一定の選考プロセスを経て一般投票によって決まります。
受賞の経緯と評価
三菱ケミカルグループが特に評価されたのは、転倒災害を防ぐための包括的なアプローチです。授賞式は2025年2月4日に行われ、同社が実施した設備の改善や作業手順の見直しに加え、身体づくりに注力した体操と体力テストが成果を上げたことが報告されました。これにより、転倒災害の発生を着実に減少させることに成功しています。
具体的な取り組み内容
毎日、業務中に動画を見ながら「三菱ケミカルグループ体操」を行うことで、従業員は転倒しにくい身体作りを促進しています。また、「安全安心体力テスト」を導入し、転倒リスクを客観的に評価する仕組みも整えています。これは、従業員の意識を高め、実効性のある対策が実現するための基盤となっています。
更に、体操の解説動画や教育資料の作成・活用、e-learningの導入も行い、知識面でのサポートを強化。これらの取り組みは製造現場だけでなく、オフィス環境にも展開されています。
今後の展望
三菱ケミカルグループは、今後も従業員がその能力を最大限に発揮できるよう、充実した安全な職場環境の整備と健康管理の向上に取り組む方針です。これにより、組織全体の労働環境の向上が期待されます。
SAFEコンソーシアムの役割
SAFEコンソーシアムは、労働災害の問題をみんなの課題として捉え、多くの企業と連携しながら協力して解決策を模索する場です。この団体には、厚生労働省や中央労働災害防止協会、スポーツ庁などが参加しています。参加企業同士の取り組みの共有や協議を促進し、労働安全の意識を高めることを目指しています。
参考情報
さらに、三菱ケミカルグループの健康への取り組みに関する詳細な内容は、
健康白書にまとめられています。
業界でも注目されるこれらの施策は、今後も多くの企業にとってのモデルケースとなることでしょう。