発達支援アプリ『ぷりん』
2024-03-08 10:45:28

子どもの心を可視化するアプリ『ぷりんP-Lin』が茨城で導入開始!~学校現場の課題解決に貢献~

子どもの心を可視化するアプリ『ぷりんP-Lin』が茨城で導入開始!



近年、子どもを取り巻く環境は複雑化し、学校現場では様々な課題を抱えています。そうした中、茨城県常陸太田市では、児童生徒の発達を支援する画期的なアプリ『ぷりんP-Lin』がモデル校に導入され、注目を集めています。

アプリ『ぷりんP-Lin』とは?



『ぷりんP-Lin』は、一般社団法人スクールセーフティネット・リサーチセンターが開発した、生徒指導提要に対応した発達支援アプリです。アプリの名前は「子どもが自分自身(Personal)と教職員・支援者等(Professional)に繋がる(Linkage)」という意味が込められています。愛らしいハリネズミのキャラクター「ぷりん」が子どもたちの心をサポートします。

アプリは、毎日数分で行える「デイリー入力」と、年に一度の「プロフィール入力」の2部構成。チャットボット形式で、子どもたちが気軽に利用できるインターフェースが特徴です。質問は子どもにも分かりやすく工夫されており、不登校の子どもでも利用可能です。

開発の背景



文部科学省は、一人一台端末の活用による児童生徒の心身状況把握や教育相談の充実を推進しています。また、2022年12月に改訂された生徒指導提要でも、ICTを活用した生徒指導の推進が求められています。こうした背景から、学校現場の課題解決に貢献するアプリの必要性が認識され、『ぷりんP-Lin』の開発が始まりました。

開発チーム



アプリの開発は、学校心理学を専門とする研究者、公認心理師、医師、弁護士らで構成される一般社団法人スクールセーフティネット・リサーチセンターが主導しました。同センターは「みんなが資源」「みんなで支援」という学校心理学の理念に基づき、学校現場の課題解決を目指しています。代表理事は東京成徳大学教授の田村節子氏です。

モデル校導入と今後の展望



常陸太田市教育委員会教育長の滝睦美氏は、『ぷりんP-Lin』について、「子どもたちの心理的課題の発見と支援に大変有効なソフト」と高く評価しています。モデル校での実践を通して得られたフィードバックを基に、アプリは更なる機能強化を進めていく予定です。

アプリに登場するキャラクターデザインは、子育て漫画家である高野優氏の協力を得て実現しました。高野氏は「思春期コロシアム」など多くの著書を持つ人気作家です。

まとめ



『ぷりんP-Lin』は、子どもたちの心の声に耳を傾け、早期支援につなげるための画期的なツールです。学校現場の課題解決に貢献するこのアプリの今後の展開に期待が高まります。

会社情報

会社名
一般社団法人スクールセーフティネット・リサーチセンター
住所
茨城県水戸市三の丸1-7-29-112
電話番号
090-9234-9977

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