リモートロボティクスと三明機工が描く未来のロボットシステム

近年、製造業や各種サービス業において、人手不足や人件費の高騰が大きな課題となっています。これらの問題を打破するための選択肢として、リモートロボティクス株式会社が注目されています。この会社は、東京都港区に本社を構え、遠隔操作を実現するクラウドサービス「Remolink」を提供しています。

パートナー契約の意義

2023年に入り、リモートロボティクスはロボットシステムインテグレーターの三明機工株式会社とパートナー契約を結びました。この提携の目的は、共にユーザー企業のビジネス課題を解決するための遠隔操作ロボットシステムの構築と提供です。三明機工は静岡県静岡市に本社を置き、最新の技術を駆使した完全オーダーメイドの自動化ロボットシステムを手がけています。

この新たなパートナーシップは、ロボットの持つ得意な分野を活かしつつ、人間の判断力や認識力を加味したシステムの構築を目指しています。多くの企業がロボット自動化に苦戦する中、リモートロボティクスと三明機工が提案する「リモートによる人とロボットの役割分担」は、まさに新しい解決策と言えます。

「Remolink」の機能と利点

リモートロボティクスが展開する「Remolink」は、現場でのロボットの運用を支援するためのクラウドサービスです。一般的に「100%自動化」と「100%人作業」という二者択一に悩む事業者に、新しい選択肢を提供します。リモートロボットシステムの導入により、従来の自動化が難しかった作業場でのロボット利用が現実のものとなります。

Remolinkの特長

1. 半自動化の実現
ロボットが得意とする繰り返し作業や重労働はロボットに委ね、難しい判断や認識は人が担う形を取ります。
2. リモート業務を支える機能
ロボットの遠隔操作だけでなく、アカウント管理や業務の割り当てを行う機能を搭載。
3. マッチングサービスの提供予定
2024年度内に、ロボットの遠隔操作を専門に行う人材と企業を結びつける新たなマッチングサービスの提供を計画しています。

これにより、事業者は採用や教育、雇用維持の負担を軽減し、人件費の固定費から変動費への移行を図ることができます。

三明機工株式会社について

三明機工は、ロボット、機械、電気技術を駆使したシステムインテグレーションを得意としています。顧客の個別ニーズに合わせた完全オーダーメイドのロボットシステムを提案・構築し、業務の自動化を実現します。彼らは、リモートロボティクスが提供するソフトウェア「Remolink Tools」を活用し、クライアントの要望に応じたリモートロボットシステムを整備します。