AIで経費不正を検知
2020-07-27 11:03:11

経費管理BPOの新時代到来!AIで不正検知のFraud Checkerがスタート

経費管理BPOの新時代到来!



株式会社NTTデータ スマートソーシングは、経費管理BPOサービスプラットフォーム「e-ZERO®」のサービス群の一つとして、AIを活用した経費不正検知ソリューション「Fraud Checker」の提供を開始しました。この新たなサービスは、出張や経費管理業務に特化しており、AIによる自動チェックを可能にします。

「Fraud Checker」の機能と背景



Fraud Checkerは、視覚確認作業をAIエンジンが代替し、経費不正と疑わしい申請をレポート化します。具体的には、SAP Concurの経費精算データと勤怠情報、建物の入退館データを突合させることで、機械的で網羅的なチェックを実現します。この取り組みにより、経費精算後のチェックプロセスの省力化と品質向上が期待されます。

背景には、令和2年度の税制改正があり、電子帳簿保存法によるペーパーレス化の流れが進んでいます。特にテレワークが普及している現在、企業は業務の効率化とスピードを求めるようになり、その中でAIやRPAといった自動化技術の活用が重要視されています。

さらに、自動化が難しいバックオフィス業務にAIを導入することで、人手を介さずに業務を進める新たな方式が必要とされています。これに応じて、NTTデータ スマートソーシングは、出張・経費管理業務の効率化に向け、Fraud Checkerの提供を決定したのです。

Fraud Checkerの仕組み



Fraud Checkerは、まずSAP Concurの経費精算データに対して、勤怠情報や建物の入退館データを照合します。これにより、出張や会議費が適切に申請されているかを確認する集計レポートが生成されます。悪意なく発生する経費不正を特定するとともに、その発生を防止する効果も期待されています。レポートは、提供されるポータルサイトを通じてユーザーに週に一度通知され、使いやすい経費監視基盤が構築されます。

提供形態と今後の展開



Fraud CheckerはSAP Concurを導入している企業やこれから検討する企業に向けて提供されます。これに伴い、料金は個別見積もりとなります。また、新たなサービスラインナップも検討されており、出張手配の管理や特定の経費申請の監視を行う機能など、サービスの領域を拡大する方向です。

今後、営業活動やマーケティングも展開し、2022年度までに100社の導入を目指しています。このサービスは、NTTデータ スマートソーシングが持つ最新の技術を活用しながらお客様のニーズに応じた最適なソリューションを提供するもので、企業の業務効率化とコンプライアンス強化に貢献することが期待されます。

まとめ



経費管理業務の自動化・効率化が求められる中、AIを用いたFraud Checkerの登場は企業にとって貴重な武器となるでしょう。今後の展開にも注目が集まりそうです。

会社情報

会社名
株式会社NTTデータ・スマートソーシング
住所
東京都江東区豊洲3-3-9豊洲センタービルアネックス4F
電話番号

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