パナソニック コネクトが描く新たな人材育成戦略
最近、パナソニック コネクトが開催したオンラインイベントにおいて,自律的な人材育成に向けた新人事制度の推進戦略が注目を集めています。この取り組みは特に、社員一人ひとりが自分のキャリアに主体的に取り組む姿勢を生み出すことを目指しています。
このイベントは、一般社団法人プロティアン・キャリア協会が実施し、パナソニック コネクトの人事総務本部キャリアデザイン部の中島好博氏と渡邊暁氏が登壇しました。両氏は、2024年の「キャリアオーナーシップ経営 AWARD」で最優秀賞を受賞した経験もあり、今回はその成功要因ともいえるキャリアオーナーシップの推進について語りました。
自律的な人材育成の重要性
イベントでは、パナソニック コネクトが掲げる「人材育成の自律性」が中央テーマとして取り上げられました。この自律的なアプローチは、企業が経営戦略を達成するために必要なポジションに社員が自ら挑戦する風土の醸成を狙っています。
具体的には、社員との良好なコミュニケーションを通じて、キャリアオーナーシップを実現するための施策がどのように機能するのかが議論されました。自律的な人材育成は、企業内の風土改革とも強く関連しており、社員一人ひとりが自分の未来を自ら切り拓いていく力を育てることが求められています。
スティーブン・R・コーヴィの哲学
この自律的な育成哲学は、スティーブン・R・コーヴィの「習慣」にも通じるものがあります。特に、彼が提唱する「主体的であること」という考え方は、個々の社員が能動的に行動し、自ら学び成長する姿勢を持つことを促します。この姿勢こそが、企業全体の成長に繋がっていくのです。
イベントの詳細とアーカイブ
本イベントは8月12日に開催され、アーカイブ配信も行われています。無料で視聴できるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。視聴URLは、
こちらです。
パナソニック コネクトの概要
パナソニック コネクトは2022年4月に設立された企業で、B2Bソリューションを強力に推進しています。全世界で約28,300人の従業員を擁し、2023年度には売上高1兆2,028億円を計上しました。企業の存在意義として「現場から社会を動かし未来へつなぐ」を掲げ、サステナブルな社会の実現にも取り組んでいます。これらの取り組みは、経営戦略の一環として多様性や包括性を重視し、人権を尊重した経営を行っています。
このように、パナソニック コネクトの新しい人材育成戦略は、企業の文化変革と社員のキャリア形成を同時に進めていく非常に重要な要素だといえます。今後も彼らの取り組みに期待が寄せられます。