Web2MD で情報整理をスムーズに
合同会社FYBE.jpが開発したWebページをMarkdown形式に変換するサービス「Web2MD」が、オープンからわずか1週間でユニークユーザー1,600人を超える人気を博しています。本サービスは、ニュース記事やブログ、技術文書など多様なコンテンツを迅速に変換し、NotionやObsidian、ChatGPTといったツールで活用できるようにします。
Web2MD誕生の背景
現代において、情報整理は多くの人が直面する課題です。特にウェブコンテンツは量が多く、重要な情報をどう保存し、どう組織するかが問題となります。ユーザーは広告やナビゲーションを排除し、最も重要な本文のみを取り出したいと思うのです。
FYBEの代表、内藤剛汰氏は「Web2MDは、こうした日常的な情報整理の問題を解決するために開発されました。URLを入力するだけで、瞬時にAIが理解しやすいMarkdown形式に変換します」と説明します。
1,600人が選んだ活用法
Web2MDの主な利用シーンには、以下のようなものがあります:
1.
ニュース記事・ブログの保存(36%)
- 重要な記事の保存や、後で読みたいコンテンツのアーカイブ。
2.
プログラミング学習・技術情報の整理(25%)
- コードスニペットを体系的に整理し、開発者がAIと効率的にやり取りするための前処理。
3.
AI研究・論文の情報収集(18%)
- 研究論文ガイドやAI関連記事の要約、情報の統合。
4.
創作活動・コンテンツ制作(12%)
- 執筆のための参考資料の整理。インスピレーションを得るための情報アーカイブ。
5.
ビジネス情報・プレスリリース(9%)
- 業界ニュースや競合リサーチ。
新機能でユーザー体験を向上
7月に実装された
Googleログイン機能により、ログインが簡単に。これにより、AI整形タブに瞬時にアクセスできるようになり、作業効率が向上します。また、
AI整形機能では、Gemini 2.5 Flash Liteを用いて記事の自動整形を行い、見やすく整理されます。
さらに、モバイルデバイスにも対応しており、外出先でも快適に情報を整理できます。この変更により、ユーザーは通勤中にスマホを使って記事を変換することが可能となりました。
Web2MDが選ばれる理由
情報の散在を解消し、フォーマットの不統一を防ぎ、AIツールとの連携も円滑に行うことがWeb2MDの強みです。従来の方法では内容がブックマークだけでは忘れ去られ、コピペによって書式を崩す問題がありましたが、Web2MDではMarkdown形式で一元管理できるため、これらの課題がクリアされています。
使い方はシンプル
1.
URLを入力:保存したいWebページのURLをコピー&ペースト。
2.
プレビュー確認:変換結果をその場でプレビュー。
3.
ダウンロードまたはコピー:Markdown形式でのダウンロードまたはクリップボードにコピー。
今後の展望
2025年8月には、バッチ変換機能やカスタムテンプレート、ブラウザ拡張機能、API提供などのアップデートが予定されています。これにより、さらに多くのユーザーにアプローチできることが期待されています。
代表の内藤氏は、「Web2MDは、情報過多の現代において新しい情報整理ツールです。ただの開発者だけでなく、学生、ビジネスパーソン、クリエイターなど、情報を扱うすべての人の生産性を向上させるために、より便利で強力なツールへと進化させたい」とコメントしています。
会社概要