先進的なリモートカメラコントローラーAW-RP200GJ
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社は、放送局やライブエンターテインメント現場での運用性を強化するリモートカメラコントローラーAW-RP200GJを開発しました。この新製品は、2025年度第4四半期に発売される予定です。
開発の背景
近年、映像制作の現場では、リモートカメラの活用が急速に進んでおり、特にマルチカメラ撮影やロボティックアームの導入が注目されています。このような背景を受け、AW-RP200GJは、既存機種AW-RP150GJの優れた操作性を踏襲しつつ、新たな機能を追加して、より高い運用性を実現しました。
主な特徴
この新型コントローラーの最大の特徴は、運用ニーズに応じて選べる5つのオペレーションモードです。具体的には以下のようなモードが用意されています。
1.
カメラセレクション:最大20台のカメラを登録。
2.
プリセットセレクション:最大20個の撮影プリセットを登録可能。
3.
カメラ+プリセットセレクション:カメラ10台とプリセット10個を併用。
4.
マクロセレクション:最大20個のマクロ機能を登録。
5.
カメラ+マクロセレクション:カメラ10台とマクロ10個を併用可能。
初のマクロ機能搭載
パナソニックのリモートカメラコントローラーとして初めてマクロ機能に対応しており、詳細な映像制御が可能となります。さらに、本機1台で最大200台のリモートカメラを接続でき、映像制作のフレキシビリティが大幅に向上します。
操作性と表示機能の向上
操作性を高めるために、2本のジョイスティックを搭載。这により、複雑なカメラ操作がスムーズになります。また、入力映像の波形表示やベクトルスコープを、内蔵のLCDモニターに表示することが可能。ウェブメニューへの対応により、登録カメラの一括設定も実現しました。
高度な映像入力と出力
NDI(R) High BandwidthやSRTの映像入力に対応し、映像入力を本体LCDモニター及びSDI OUTへ出力することもできます。また、各種設定にはワンプッシュでアクセス可能なショートカットボタンが導入されています。
7型LCDモニターの採用
新開発の7型LCDモニターを搭載し、視認性と操作性が向上。さらには、タッチパネル式LCDモニターを活用したタッチフォーカス機能も実装されており、撮影現場での利便性が格段に向上しています。
対応機種について
対応機種には、AW-UE160W/K、AW-UE150AW/AK、AW-UE150W/Kが含まれ、今後も他機種への対応が進む予定です。
この次世代リモートカメラコントローラーAW-RP200GJは、放送業界の効率化をさらに進め、映像コンテンツの価値を一層高めることが期待されています。ぜひ発売まで楽しみにしてください。
【関連リンク】
詳細な発売日に関しては、公式ウェブサイトをチェックしてください。