NGOの未来に向けた新たな取り組み
貧困、飢餓、差別、災害といった世界的な課題に取り組むNGOの重要性は言うまでもありません。現在、関西地区のNGOネットワークである関西NGO協議会が主催する「これからの『NGO』の話をしよう」というフューチャーセッションが、多くの関心を集めています。このセッションでは、国際協力NGOが直面する新たな課題と、それに対する解決策の模索が行われます。
フューチャーセッションの概要
このセッションはオンデマンドで配信されるため、参加者は自分の都合に合わせて何度でも視聴可能です。内容は、2022年度に外務省が行ったNGO研究会に基づいたもので、「日本の国際協力NGOの資金調達リデザイン化と財務内容の強化」というテーマが中心となっています。特に、時代に合った収益モデルやファンドレイジングへの投資、新しい成長に向けた25のキーワードなどについての具体的な考察や実践方法が共有されます。
特別ゲストとその役割
セッションには、国際協力NGOの分野で実績のある団体からの特別ゲストが参加しました。認定NPO法人日本国際ボランティアセンターの事務局長、伊藤解子氏と、認定NPO法人テラ・ルネッサンスの創設者、鬼丸昌也氏がその代表です。これらのゲストとNGO研究会チームは、調査結果をどのように具体的に活用できるか、そして実際の事例をどのように共有し、学びにつなげることができるかについて議論しました。
NGOの収益モデルとファンドレイジングの重要性
現在の難しい環境の中で、国際協力NGOにとって持続的な収益モデルを構築することは不可欠です。セッションでは、ファンドレイジングが単なる資金調達にとどまらず、組織の成長や影響力を高めるための重要な戦略であることが強調されました。多くのNGOが直面する資金不足や人手不足の問題を解消するためには、クリエイティブなアプローチが求められます。
成功と失敗からの学び
また、成長しているNGO組織の成功事例や失敗談の共有も重要な視点の一つです。セッションでは、参加者全員に自団体の経験を通じて学んだ知見を分かち合うことを促し、互いに支え合い、成長するための目標を設定することが求められました。成功事例だけでなく、失敗からの学びも重要で、自分たちの取り組みを見つめ直す良い機会となるでしょう。
お問い合わせ情報
関西NGO協議会は1987年に設立され、現在も活発に活動を続けています。関心のある方はぜひ、以下の連絡先から問い合わせてみてください。
形成されていくNGOの未来、参加し、学び、共に発展していく環境を整えるための一歩を踏み出しましょう。