運行情報を簡単に発信する「MovEasy」誕生
ジョルダン株式会社は、交通事業者向けに新しい情報配信ツール「MovEasyお知らせ情報配信システム」を7月2日から提供開始しました。このシステムは、運行情報を迅速に発信できる機能を持ち、特に多言語対応が強化されている点が特徴です。
「MovEasy」の主な機能
「MovEasy」は、運行の遅延や行き先変更、運行中止などの情報をブラウザ上で簡単に登録でき、その内容を即座にウェブサイトに反映することが可能です。これにより、雪や台風、事故などの突発的なトラブルが発生した際にも、利用者に正確な情報を迅速に提供することができます。また、株式会社みらい翻訳が提供するAI翻訳機能との連携により、日本語で登録された情報が自動的に多言語に翻訳され、訪日外国人を含む多様な利用者への情報発信が実現します。
主な特徴
- - 即時反映: 運行に関する情報をリアルタイムで発信。
- - 多言語対応: AI翻訳エンジンとの連携で、多国語での情報提供が可能。
- - シンプル操作: 緊急時でも簡単に情報を登録できるユーザーフレンドリーな設計。
- - フレキシブルな連携: 既存のウェブサイトやディスプレイとの柔軟な統合ができる。
このシステムは、交通インフラの安心・安全な運用を支援し、国内外の利用者に向けた情報提供の質を向上させるための重要なツールとなります。
早速導入した「IGRいわて銀河鉄道」
本システムを初めて導入したのは、IGRいわて銀河鉄道株式会社です。岩手県盛岡市に本社を置くこの会社は、2023年3月から運用している「リアルタイム運行情報サービス」において、日本語で発信していた運行遅延情報などが即座に多言語化できるようになります。この新システムにより、より多くの利用者が安心して運行情報を入手できることが期待されています。
MovEasyについて
「MovEasy」は、ジョルダンが提供するクラウド型のWebサービスで、鉄道やバスなど多数の交通事業者が公式サイトで使用することができます。このサービスは、鉄道やバス事業者向けのソリューションとしてパッケージ化された形で提供され、地域ごとの特性にあわせたカスタマイズも可能です。これにより、時刻表や経路検索、バスロケーションの表示などの機能を多言語で案内することができ、地域住民や訪日外国人への利便性が向上します。
「MovEasy」で提供される機能
- - 時刻表表示:運行スケジュールをわかりやすく示します。
- - 経路検索:目的地への最適な移動方法を提示。
- - バスロケーション表示:リアルタイムなバスの位置情報が確認可能。
- - リアルタイム運行情報表示:すぐに知りたい運行状況の確認ができます。
「MovEasy」は“移動を楽しくする”ことを目指し、公共交通の利用を促進するための重要なツールとして期待されています。
「MovEasy」紹介サイト
MovEasy公式サイト
まとめ
新しい情報発信システムによって、交通事業者は運行情報を迅速に届けられ、より多くの利用者がサービスを有効に利用できるようになるでしょう。今後もジョルダン株式会社の技術開発に注目が集まります。