トレードワルツ、AI-OCR機能で貿易の未来を切り開く
株式会社トレードワルツは、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®︎」に新たにAI-OCR機能を追加することを発表しました。この新機能の導入により、貿易業務の効率化が図られることになります。提供は10月から開始される予定です。
AI-OCR機能の背景
現在の貿易プロセスでは、ステークホルダー間で多種多様な書類がやり取りされていますが、依然として紙やPDF形式の文書が主に使われています。このため、書類の作成や確認作業には多くの工数がかかってしまい、業務の効率は十分とは言えませんでした。トレードワルツは、ユーザーから寄せられた要望を受けて、商業インボイスに特化したAI-OCR機能を開発しました。
この機能は、貿易書類の自動読み取り・解析を行い、必要なデータをTradeWaltz®︎に登録できるものです。これにより、PDF形式の文書からデータを抜き出し、他の書類作成や申請に活用することが可能になります。
新機能の利点
AI-OCR機能を利用することで、以下のようなさまざまなビジネス上の利点が見込まれます:
- - データ化の効率化:貿易書類をAI-OCRにかけることで、自動的にデータ化が行われ、二次利用が容易になります。
- - システム連携の強化:登録されたデータは、自社の基幹システムへの連携もスムーズに行えるため、業務全体の管理が一元化されます。
- - データの流用:商業インボイスの読み込みが行えることで、結果として通関業務や動静管理においてもデータの流用が可能になります。
今後の展望
トレードワルツは、今後さらに対象書類を拡大し、さまざまなユースケースを展開していく予定です。特に、通関業務や貿易データの分析&利活用に注力し、ユーザーのニーズに応える形でシステムの進化を図っていきます。このような取り組みにより、貿易業務のデジタル化が加速していくことでしょう。
デモンストレーション情報
この新機能は、2025年に開催される国際物流総合展においてデモンストレーションが行われます。
- - 展示会名:国際物流総合展2025第4回INNOVATION EXPO
- - 日時:9月10日(水)~12日(金)
- - 会場:東京ビッグサイト 東ホール7-808
- - 参加方法:事前登録制。詳しくはこちらをご覧ください。
企業概要
株式会社トレードワルツは、貿易業務に関わる情報を一元的に管理できるプラットフォーム「TradeWaltz」をSaaS形式で提供しています。18社の共同出資により開発されたこのプラットフォームは、貿易業務の効率化に寄与しています。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、トレードワルツの広報・マーケティングチームまでお願いします。