インドネシア発スタートアップと日本企業のコラボレーション
2025年11月20日(木)、インドネシア・バンドン工科大学と株式会社Third Ecosystem、Incubation CANVAS TOKYOが共催するオンラインピッチイベントが開催される。このイベントでは、インドネシアの革新的なマテリアル系スタートアップ4社が、日本企業に対して各社の最新技術を紹介する。
イベントの概要と目的
このピッチイベントは、天然素材やバイオケミカル、アップサイクル、再生可能エネルギーに関連するディープテックスタートアップによるもので、インドネシアと日本の企業間での協業や投資の可能性を探る場となる。特に、ハイブリッド形式で行われるため、日本の参加者は現地からのオンライン配信を通じて、リアルタイムでイノベーションの発表を楽しむことができる。
参加登録方法
参加は無料で、事前の登録が必要。興味のある方は、以下のリンクから申し込むことができる。
参加登録はこちら。
登壇スタートアップの紹介
EBM Scitech
この企業は、天然素材やハーブ由来製品の品質分析に特化したスタートアップで、化粧品や食品、医薬品関連の試験・コンサルティングサービスを提供している。特にMarkHerbというブランド名で、ハーブの有効成分を測定し、業界全体に標準化の基盤を築いている。
Greenlabs
石油由来化学品に代わるバイオベース特殊化学品を製造している。植物油を原料に、バイオ潤滑剤やバイオ接着剤などを開発。持続可能な化学産業を築くことを目指し、革新的なアプローチで環境問題にも積極的に取り組んでいる。
Bell Living Lab
コーヒーの廃材をアップサイクルし、ヴィーガンレザーやその他の革新素材を開発しているスタートアップ。地域の農家やカフェと連携しつつ、地域雇用の創出や環境負荷の削減にも貢献している。
BATARI ENERGY
このスタートアップは、太陽光エネルギーとAIを活用して、電力供給が難しい地域での電力自立を支援。手頃な価格で太陽光発電システムを提供し、持続可能なエネルギーソリューションを提供している。
主催者について
イベントを主催するIncubation CANVAS TOKYOは、東京を拠点にしたマテリアル分野に特化した共創拠点であり、技術と新しい発想を結びつける役割を担っている。日本とインドネシアのスタートアップが協力することで、新たな市場創出や技術イノベーションが期待される。
Institut Teknologi Bandung(ITB)は、インドネシア屈指の研究・教育機関で、国内外で高く評価されるスタートアップの創出力が特長である。Third Ecosystemもまた、グローバルなスタートアップの支援を行っており、両国のスタートアップが持つポテンシャルを最大限に引き出すことが期待されている。
おわりに
この共創ピッチセッションは、インドネシアのスタートアップが日本企業と直接接点を持つ貴重な機会である。イノベーションの最前線を体感し、これからのビジネスの在り方を共に探求するためにも、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。