やさしい手に伝わる感覚の絵本
言葉が育つ、触れて感じる楽しみ
2025年11月10日に発売が予定されている絵本、岩田よしきさん推薦の『きらきら ぷくぷく』と『ぴかぴか もこもこ』は、乳幼児の言語発達を促すために設計されています。これらの絵本は、視覚と聴覚、触覚を総動員することで、子どもたちの言葉の世界を広げてくれます。特にオノマトペや触覚的な要素が豊富で、赤ちゃんが楽しみながら自然と発語を促される仕組みになっています。
絵本の特徴
『きらきら ぷくぷく』
この絵本では、光る魚や折り紙のホログラムが添えられ、光の反射が子どもの好奇心を刺激します。「ぷくぷく」や「きらきら」などの楽しい音が組み合わさっており、声に出したくなる魅力が満載です。ぜひ、繰り返し声に出して楽しむことで、発語をスムーズに導いてくれるでしょう。
『ぴかぴか もこもこ』
生き物たちの特徴を形にした金色の凹凸を指でなぞりながら、感触や音を結びつけることができます。ライオンのたてがみの「もこもこ」や、かたつむりの「ぐるぐる」を体感することで、親は子どもに言葉を教える楽しい時間を持つことができるのです。
言語聴覚士としての視点
言語聴覚士である岩田よしきさんは、今回の絵本製作の中で、言葉の成長に不可欠な『見る』『聞く』『まねする』の流れを重視しました。彼は、「オノマトペは音の楽しさを感じやすく、発語の初期段階に最適である」と強調しています。また、凹凸や触覚刺激は子どもの注意を引きつけ、言葉を聞くだけでなく、身体全体で楽しむことを促進します。
「見る・聞く・まねする」の流れ
絵本は、赤ちゃんが言語を育むための3つのステップを踏むためによく設計されています。『見て』『聞いて』『まねする』のプロセスは、次のように展開します。
- - 動き(光る模様): で子どもが視覚的な興味を抱く。
- - 音(オノマトペ): が耳に流れ込むと同時に、声の出し方を模倣する機会が生まれる。
- - まねる(声・指の動き): つながる体験を通じて、発語力が自然に育まれる。
活用シーンの多様性
これらの絵本は家庭での読み聞かせや、保育園、幼稚園、さらには言語発達支援の現場でも活用できるため、多様なシーンで使われるでしょう。親子の絆を深めつつ、驚きや楽しい時間を共有することが、発語の促進につながります。言葉の遅れが気になる子どもへの支援教材としても、特に効果的です。
書籍情報
- - タイトル: 『きらきら ぷくぷく』『ぴかぴか もこもこ』
- - 作・絵: 原ペコリ
- - シリーズ名: 0.1.2才 おしゃべり絵本
- - 仕様: B6変型判・24ページ
- - 表紙素材: ウレタン
- - 定価: 各1,320円(税込)
- - 発売日: 2025年11月10日
- - ISBN: `きらきら ぷくぷく` 9784522443088、`ぴかぴか もこもこ` 9784522443095
岩田よしきのプロフィール
岩田よしきさんは、言語聴覚士として専門的な知識を持ち、幼少期からの言葉の悩みを抱える子どもたちを支援することに情熱を傾けています。川崎市を中心に活動し、多様な場面で言語発達支援を行っています。彼の著作や活動は広く認められ、多くのメディアでも取り上げられています。これらの絵本は、言葉に関する悩みを持つすべての家庭にとって、強い味方となるでしょう。