東京都で開催されたテーマ型ネットワーク組織の実態調査報告会
2024年12月25日、東京都内において、初めてのテーマ型ネットワーク組織に特化した実態調査の結果を報告する会が開かれました。この報告会は、認定特定非営利活動法人日本NPOセンターの主催によるもので、ハイブリッド形式(対面とオンライン)での開催となりました。参加者には、NPOや非営利組織、教育機関の代表者が揃い、貴重な情報の共有と意見交換を行いました。
テーマ型ネットワーク組織とは
テーマ型ネットワーク組織とは、同じ社会課題に取り組む複数の団体が集まり、協力して活動を行う非営利組織のことです。この組織形態は、特定のテーマに焦点を当て、その解決に向けて参加団体がリソースや知識を持ち寄り活動を行うことが特色です。今回の報告会では、東洋大学社会学部の須田木綿子教授が、「市民活動支援組織との比較における同組織の実態」というテーマで発表を行い、それに基づいて様々な分析がなされました。
調査の結果と意見交換
発表内容には、組織規模や事業内容、決算総額、収入、活動内容、今後強化したい能力などが含まれ、参加者同士で活発な意見が交わされました。これにより、現在の組織が抱える課題や、ネットワークを強化するための方法、支援の方向性について、様々な視点からの示唆が得られました。
多くのテーマ型ネットワーク組織は、市民社会において重要な役割を果たしているものの、社会的認知度が低いことが課題です。今後はさらなる活動の強化や企業との連携を通じて、組織基盤の強化が求められるとともに、セクターを越えた交流の場の創造も計画されています。
日本NPOセンターの設立背景
日本NPOセンターは1996年に設立された非営利組織で、民間非営利セクターのインフラストラクチャーとして機能し、NPOの社会的基盤を強化する役割を果たしています。市民社会づくりにおいて、企業や行政との新たなパートナーシップを目指すことを目標としています。具体的な所在地は東京都千代田区大手町にあり、代表理事は大島誠氏です。
終わりに
NPOの活動が一層進化していくためには、こうした報告会や意見交換の場が重要です。これからもテーマ型ネットワーク組織が社会に与える影響や役割が高まることが期待されます。
【日本NPOセンターについて】
- - 所在地:東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル245
- - 代表:代表理事 大島誠
- - URL: 日本NPOセンター