東京建物とテラチャージの提携
テラチャージ株式会社は、東京建物グループの東京建物不動産販売と業務提携を結び、首都圏・関西圏の賃貸住宅においてEV充電インフラの整備を進めることが発表されました。この提携により、賃貸住居にEV充電器が設置され、入居者は自宅で手軽に電気自動車(EV)を充電できる快適な環境が整うことになります。
EV充電環境の整備が求められる背景
EVは今や未来の交通手段として注目を集めており、2030年には全国で30万口のEV充電器設置が目標とされています。日産自動車の調査によると、EV購入を検討している人の約81.8%が自宅に充電環境がない場合、不便に感じているとの結果が出ています。このような背景から、テラチャージはEV充電器を賃貸住宅に設置することで、EVの普及を後押ししています。
東京建物不動産販売の役割
東京建物不動産販売は、賃貸管理業務を行うグループ会社で、この提携により自社が管理する賃貸住宅にEV充電器を導入できることを目指しています。オーナーには、設置工事や運用の全てをテラチャージが担うことで、負担をかけずに充電インフラを拡充することが可能になります。これにより、EVを所有する入居者にとっては物件の選択基準が充実し、物件の価値向上にも寄与します。
テラチャージによる充電サービスの特徴
テラチャージはモバイルアプリを通じて提供されるEV充電サービスで、利用登録は無料で簡単に行えます。スマホから充電スポットの検索や充電料金の決済も行えるため、ユーザーにとって利便性が高いサービスとして評価されています。また、24時間365日対応のカスタマーサポートも完備されており、安心して利用することができます。
先進的なEV充電環境へ
テラチャージは、マンションだけでなくホテルや公共施設など、多様な場所での充電サービスを展開しており、利用者にとっての利便性を追求しています。この提携によって、東京建物不動産販売が管理する賃貸物件は、EV充電設備を備えることとなり、環境に優しいライフスタイルへの一歩を踏み出しています。
まとめ
テラチャージと東京建物の提携はいずれも賃貸住宅におけるEV充電インフラの整備を進める重要な一歩です。今後、カーボンニュートラルに向けた動きが加速する中、ますます多くの賃貸住宅でEV充電器が設置され、入居者の快適性と便益が向上することが期待されます。EVの普及とスマートなライフスタイルの実現に向け、こうした取り組みが加速していくことを心待ちにしています。