スペースシードホールディングスのインドネシアビジネスフォーラム参加

2025年5月12日、東京港区に本社を構えるスペースシードホールディングス株式会社が、「EXPO 2025 Indonesia Business Forum」に参加しました。大阪・関西万博開催に先駆けて実施されたこのフォーラムは、インドネシア政府や経済機関との交流を目的としています。

主催はインドネシア共和国大使館や投資省、インドネシア銀行などで、経済成長を遂げるインドネシアにおける投資機会や国際協力の可能性に関する重要な情報が集約されました。

講演内容の概要

本フォーラムでは、7名の専門家がインドネシアの経済やエネルギー、インフラと持続可能性に関する講演を行いました。最初に駐日インドネシア国大使のハリー・アールマイティ氏が挨拶。彼は、65年以上にわたって築かれてきた日本とインドネシアの戦略的パートナーシップを再確認し、さらなる経済協力が必要だと強調しました。

続いて、投資省やインドネシア銀行、地熱発電企業、アルミニウムリサイクル企業、インフラ開発企業CHODAIが登壇。各業界での持続可能な取り組みや日本との技術・資本連携の可能性が語られ、具体的な見通しが示されました。

特にインドネシア銀行のデストリ・ダマヤンティ副総裁は、同国のGDP成長率や若年層人口による内需拡大などを挙げ、マクロ経済の安定性について話しました。為替変動リスクを抑えたLCT（現地通貨取引）制度の仕組みも説明され、地域経済発展への強い意欲が示されました。

スペースシードホールディングスの取り組み

スペースシードホールディングスの代表取締役、鈴木健吾は、インドネシア市場への投資についてのディスカッションを重ねました。また、同社が推進する「Planetary Health」の概念を基に、環境や健康、バイオテクノロジー分野での新規事業案を紹介し、インドネシアのグリーン成長戦略との整合性を確認しました。

フォーラム終了後はインドネシア銀行の担当者と個別に会談し、LCT制度を活用した投資スキームについて話し合い、今後の協力体制構築に向けた第一歩を踏み出しました。

今後の展望

スペースシードホールディングスは、アジア地域におけるネットワークと技術力を駆使し、発酵および再生可能エネルギーの推進を目指します。さらに、Fermentation and Longevity Fundを通じて、インドネシア企業への直接投資を進めることで、持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。