DEVELOPTONIAと中央アジアの協力強化
2024年7月16日、株式会社DEVELOPTONIA(以下、DEVELOPTONIA)はウズベキスタン共和国のデジタル技術省と、続いて6月28日にはキルギス共和国のハイテクノロジーパークと覚書(MoI)を締結しました。この覚書は、情報の信頼性を確保し、両国間の貿易と投資を進めるためのものです。8月9日、カザフスタンのアスタナにて、公式な覚書披露式が開催され、DEVELOPTONIAのCEOである大場一雅氏が関係者と共に合意文書を交換しました。
覚書締結の意義
DEVELOPTONIAがウズベキスタン及びキルギスと締結したこの覚書は、両国間の相互理解を深め、企業が求める貿易機会を促進することを目的としています。キルギス共和国のハイテクノロジーパーク総裁アジス・アバキロフ氏もこの覚書を非常に重要なステップとして位置付けており、「この協力が両国の産業革新を促進し、経済発展に寄与する」と明言しました。
特に、DEVELOPTONIAが持つ先進の技術力がキルギスに導入されることで、国の産業がさらに成長することが期待されています。このような取り組みを通じて、両国間の経済的利益も実現できるとされています。加えて、ウズベキスタンのデジタル技術省副大臣ルスタム・カリムジョノフ氏も、DEVELOPTONIAとの合作がモダニゼーションに向けた重要な前進であるとし、IT分野における高い期待を寄せています。
DEVELOPTONIAとは
DEVELOPTONIAは2023年9月に設立された生成AIスタートアップで、「ビジネスにとって国境のない世界を創る」をビジョンとし、主に発展途上国及び新興市場へのアクセスを支援しています。特に、中央アジア向けのビジネス情報配信サービス「KiAI」に注力しており、今後は他の途上国へのサービス展開も計画しています。KI AIは、企業が市場情報をリアルタイムで得られるプラットフォームを提供し、情報の透明性を高めるお手伝いをしています。
中央アジア市場の展望
ウズベキスタンとキルギスは、いずれも中央アジアという新興市場に位置しており、近年急激な経済成長を見せています。特にウズベキスタンは市場経済を導入し、産業の多様化を図ってきました。日本とウズベキスタンの経済協力も進行中で、技術協力や人材育成支援が行われており、相互の関係はますます強化されています。
キルギスも美しい自然や豊かな文化が資源として注目されており、観光業や農業が発展しています。日本とは1992年から外交関係が締結され、様々な経済プロジェクトが進められています。両国の関係は深まり続けており、今後の発展が非常に期待されています。
今後の展開
DEVELOPTONIAは今後も中央アジア市場に特化し、さらなる覚書の締結を通じて情報の信頼性を高めていく方針です。これにより、より多くの途上国及び新興国とも協力関係を築き、信頼性のある情報提供サービスを展開していくことを目指しています。要するに、DEVELOPTONIAの取り組みは、国際的なビジネス環境の変化に対応し、未来の市場ニーズに応えるための新たな一歩となります。