防災の日に考える企業の防災対策と取り組み
2024年8月、宮崎県で震度6弱の地震が発生したことを受け、全国で防災意識が高まっています。このタイミングで注目されているのが、株式会社クラフの防災対策です。
迅速な行動が求められる緊急時
地震発生当日、社員はオフィス内で迅速に避難行動を取り、各デスクに備え付けられたヘルメットや防災セットを使用しました。揺れが収まるとすぐに安全を確認し、避難する姿が見受けられました。幸い、大きなけがはなかったものの、気象庁からは初めて発表される「巨大地震注意」が広がり、多くの人々に緊張感が走りました。
在宅勤務への移行
地震発生の翌日から、株式会社クラフでは原則在宅勤務を設定しました。これまでも、感染症や台風といった危険な状況下での在宅勤務導入をスピーディに行ってきましたが、今回も従業員の安全を重視する姿勢を保ちつつ、適切な対応を続ける意向です。
防災対策の歴史
実は、株式会社クラフの防災対策は2019年に始まりました。当時、宮崎県内で震度5弱の地震が発生し、この経験がオフィス防災対策の見直しのきっかけとなりました。それを機に70を超える防災セットを調達し、社員が日常的にアクセスできるようにしました。
準備万端の防災セット
各デスクに設置された防災セットには、粉塵マスクや簡易トイレ、非常食、保存水、防寒・防雨コート、ヘルメット、懐中電灯、応急処置セットなどが含まれています。こうした備えがあることで、社員は安心して業務に取り組むことができます。
さらに、帰宅困難時に備えて食糧と水も備蓄し、2022年には100枚以上のビニールベッドも追加で購入しました。このような多角的な備えが社員の不安を軽減し、企業全体の安全意識を向上させています。
安否確認システムの導入
最近では、スマホアプリを使用して安否の確認が可能となりました。これにより、従業員やその家族の安全を迅速に把握する体制が整い、企業の事業継続性にも貢献しています。
定期的な見直しと新たな取り組み
株式会社クラフでは、定期的に防災セットの点検や備品管理を行っており、常に最新の状態を保つよう努めています。これからも、従業員の安全を最優先にし、さらなる防災対策の強化と自主的な警戒を進めていくことが求められます。
会社概要
株式会社クラフは、宮崎県宮崎市に本社を持つ情報セキュリティ企業です。「社会に、安心と、繁栄を」という理念のもと、セキュリティサービスを提供しています。これからも、サイバーセキュリティ事業者として、社会インフラを守る役割を果たしつつ、万が一の際には従業員の安全を最優先に考える姿勢を崩さないでしょう。