大阪・関西万博で地域の魅力を発信するキッチンカープロジェクト「FOOD TRAVEL」

地域魅力発信プロジェクト「FOOD TRAVEL」

2025年に大阪で開催される関西万博で、旅行者や地域の皆さんに向けた魅力的なキッチンカープロジェクト「FOOD TRAVEL」が始まります。このプロジェクトは、株式会社シンクロ・フードが運営するキッチンカープラットフォーム「モビマル」により実施され、地域の特産を活かしたメニューを通じて、地方の文化や観光地の魅力を発信します。

地元の味を届ける6月の特別出店

6月には熊本県と大阪府守口市からの参加が決定しています。各地の特産食材を使用した料理で、多くの来訪者にその地域への観光意欲を刺激します。

熊本県からのメニュー

熊本県の出店では、地元の食材を使用したメニューが並びます。特に注目なのは、以下の3つの料理です。

- 赤牛ローストビーフサンド：熊本の赤牛を使用した贅沢なサンドイッチ
- 不知火みかんソーダ：甘くて爽やかな不知火みかんを使用した飲み物
- 天草塩レモンスカッシュ：海の塩味とレモンの酸味が絶妙に絡む一杯

このように、熊本の豊かな自然から生まれる食を存分に楽しむことができます。

大阪府守口市からのメニュー

一方、大阪府守口市は地域づくりの一環として開発された、独特の「守口巻き」を提供します。守口市は昔、「京の守り口」として繁栄した歴史を持つ地域です。この巻き寿司は、地元の食材を結集し、未来への願いを込めて巻かれています。具体的には、以下の5つの種類が用意されています。

- 大阪産しらすと大葉の海苔巻き
- 牛すき焼きの海苔巻き
- 大阪産卵焼きと明太子の海苔巻き
- シーチキンマヨの海苔巻
- 梅かつおの海苔巻き

このような多様な料理が、守口市の食文化を体験する機会を提供します。

FOOD TRAVELの特徴

「FOOD TRAVEL」は、単なる食事の提供にとどまらず、地域の魅力を視覚的にも伝える工夫がされています。各キッチンカーの側面には、地域や食材の魅力を伝えるタペストリーが掲出され、訪れる人々に深い理解を促進します。また、営業期間中に使用される食器はすべてリユースまたは堆肥化可能な素材を使用していますので、環境への配慮もしています。

今後の展開と展望

このプロジェクトは、万博終了後も「移動販売×地域創生」として全国に展開し、持続可能な地域振興のモデルとなることを目指しています。今後も各自治体との連携を強化し、地域の魅力を食を通じて広める活動を続けます。「モビマル」を通じて、地域の農業者や生産者との関係も強化し、共に成長していく姿勢が求められています。