国産ERP「GRANDIT」が進化を遂げる
インフォコム株式会社が運営するGRANDITコンソーシアムは、国産ERP「GRANDIT」を新たにバージョンアップしました。この度、その改訂を実現したのが、輸送業務や自動車整備を手掛ける株式会社ゼロです。これにより、特にペーパーレス化と業務の効率化が促進され、大きな効果をもたらすことが期待されています。
GRANDITの導入経緯とは?
ゼロ社は2014年にこのシステムを導入し、2018年にはグループの他の子会社にも広く展開しました。しかし、運用を続ける中で、特にいくつかの課題が浮き彫りになりました。具体的には、保守業務の属人化、紙媒体の請求書発送に伴う煩雑さ、Excelを使った手作業での予算実績管理、そして毎月60万件を超えるデータ連携のための夜間バッチ処理の遅さが問題視されていました。
それらの問題を解消するため、ゼロ社は「GRANDIT」のバージョンアップを決定。ベニックソリューションが参画し、同社と協力して新しいバージョンを展開しました。
バージョンアップによる成果
ゼロ社のデジタル・ソリューション推進部の山谷氏は、「GRANDIT」のバージョンアップによって、導入からわずか5ヶ月で4万枚の請求書をペーパーレス化し、月次締め業務の大幅な効率化を図ることに成功したと述べています。他社のシステムへの刷新を検討した結果、長年の信頼関係に基づく確実な移行が短期間での成果につなげたと分析しています。
また、DX(デジタルトランスフォーメーション)の観点からも重要な要素として、人の手を介さないデータの流れの確立を挙げ、このリソースをデータ分析や経営判断にシフトさせることを目指しています。
GRANDITの特徴
「GRANDIT」は、特定の業界のIT企業が集結し、知見を融合した進化系ERPです。財務関連業務から人事、給与、資産管理など、企業が必要とする様々な基幹業務に対応しています。さらに、BI(ビジネスインテリジェンス)やワークフロー機能なども標準装備されており、多通貨やマルチカンパニーの機能を一つのプラットフォーム上で統合しています。これにより、ビジネス環境の変化に柔軟に対応可能となり、日本企業の成長を後押しします。
eco Deliver Expressの存在
新たに導入された「eco Deliver Express」は、請求書や納品書などをクラウド上で電子化し、配信・管理を一元化するサービスです。シンプルな操作性に配慮しながらも、ウェブでの受け取りが難しい相手に対しては郵送やFAX配信と併用できるよう柔軟に対応しています。これにより、企業のバックオフィス業務の効率化が進められ、迅速かつコスト削減を実現します。
企業の未来を見据えて
今後もインフォコムとベニックソリューションは、GRANDITを通じて業務改革を推進していきます。ゼロ社は、このシステムを基盤にしながら、グループ全体のデータを経営戦略に活かし、さらなる成長を実現するための取り組みを続けていく方針です。このバージョンアップは、業務のデジタル化を進める企業にとって、重要な一歩となることでしょう。
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